山本屋 | VAGABONDフィールドテスター

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2010.03.25 Data upデッキ作成いつもフィールドでの釣りのレポートばかりなので、今回は昨年末から作業してきたデッキの作成についてレポートします。  私は、キサカ様よりサポートしていただいている関係から、ステーサー460SFとステーサー360VNの2艇のステーサーを所有しています。460は広大なエリア(瀬戸内海の沿岸部・遠賀川など)での釣りで使用し、360はエレキ限定レイク(弥栄湖など)あるいは馬力規制のあるレイク(北山湖)で使用しています。 私の中でのボートに対する位置づけは、ロッドやリールと同じ釣道具のひとつです…つまりはハイプレッシャーな環境下でライトタックルを使用するように、その環境などに対応してボートを使い分けるということです。 もっとも、ここ数年来ではステーサー420が使い勝手が良く(エレキ戦・エンジン戦のどちらでも比較的少ないストレスで臨めるという利点を兼ね備えているモデルです)、九州・中国地方でも多くのオーナーさんがいる理由は、そのようなところにもあるようです。 (話が若干逸脱しましたが…) 本題に入ります。 昨シーズンまで、360は普通のデッキレイアウトでした。というのも、2年前まで360はカートップ仕様だったからです。 中古トレーラーの購入を期に、デッキ改造を目論んではいたものの、なかなか工具や作業環境などが揃いませんでしたが、マイホームの建築と同時に憧れのガレージも建てたことから、デッキ作成計画は急加速し、今回に至ったわけです。 なお、今回のデッキ作成では、①ハイデッキ化、②ライブェルの導入、③エンジン戦におけるボートバランスの改善、④フットコンエレキ操作の負荷軽減の4点に重点を絞りました。 ハイデッキ化については、10cm×4cmの角材を使用してハイデッキ化。 但し、ガンネルとデッキは面イチで揃えない…その理由は、過去にロッドを蹴って水没させてしまったから…(涙)。 ゆえに、ロッドを置く場所のみスタンダードの高さ(浮力帯の高さ)としました。足元が狭くなるといった欠点もあるかと思いますが、実際に釣りする時はキャスティングシートから離れることはあまりないし、実用的に問題ないと思っています。 ライブェルの導入については、トレーラー化したらやっちょかんといけんことの、いわゆる必須事項みたいなものでしょ(笑)。 これで荷物となっていた50Lクーラーとバイバイです。 ともあれトーナメンターにおいては、釣った魚を良いコンディションでウェイインさせるための重要な設備であり、それ故に力の入った部分でもあります。 正直、同サイズのアルミボートと比較して、浮力帯の小さなステーサー360に70Lクラスのライブェルを導入することは、かなり無理があるといえる行為です。 最後尾の浮力帯に腰掛け、エンジン操船を行う時の足元のスペースは非常に狭くなりましたが、このボートで使用する動力は5馬力の2ストエンジンあるいは101lbのハンドコンエレキであり(この位の大きさの動力であればグッと足元で踏ん張ることもない)、それを踏まえて足元のスペースも勘案しながら導入できる最大級のライブェルのサイズを導き出しています。 ボートバランスについては、現状、フロントに12Vバッテリーを2個搭載し(バウのフットコンエレキの電源)、トランサムには燃料と5馬力エンジン、またはトランサムに12Vバッテリー3個と101lbハンドコンエレキ(36V仕様)という組み合わせです。 エンジン仕様の時には、明らかにトランサムが軽すぎて浮いていますし、これではライブェルの給水ポンプがエアーを吸い込んでしまいます。 そこでエンジン仕様の時には、フットコンエレキの動力源(12Vバッテリー2個)をトランサムに積むようにし、中継ターミナルを設けました。 エンジン走行時にはかなりのスタンヘビーとなることが想定されますが、北山湖では「アイドリング走行」とされており、スロットルを大きく開けることはなく、現状では問題ないと考えています。 フットコンエレキ操作の負荷軽減については、昨年ステーサー460SFに取付けたウォーターハウス・オリジナルのオフセットトレーの導入です。 ペダル操作の足の位置がデッキ床面と同じ高さになることが、如何に重要であるかが導入して認識できました。腰の負荷の軽減や安全対策の観点からは絶対的なものがありますし、トレーの作りが軽量かつ丈夫な点も評価できます。なお、トレーの排水に関しては4mm程度の穴がひとつ空いていますが、そこから先は貴方次第となっています(笑)。 因みに私は、観賞魚のエアレーターで使用するチューブとそのジョイントを加工して取付け、排水管としています。 以上4点を基軸にデッキレイアウトを思案し、完成型をイメージして、骨組みとなるアングル等の材料やポンプ等の電装品小物の収集と同時に、ボート改造の下地準備に取り掛かります。 材料収集において、ボート関係の小物はウォーターハウスのヤフーショッピングと、キサカダイレクトをメインに活用して購入…ポンプや蛇腹ホース、ハッチ、スイッチなどなど。 そして今回、目玉のひとつのライブェルは、田中工業のオリジナル…共にJB九州で戦う広島県在住の田中プロに、作成依頼をしました。 レーザー切断機を駆使し田中プロの職人技との融合で理想のライブェルが完成!その他、アングルや角材などの金属物の殆どは、田中プロにお世話になりました。 ボート改造の下地準備において、紫外線を大量に浴びたカーペットは何年物なのでしょうか?比較的簡単に剥がれはしたものの、接着剤が手強く残っています。 脳ミソが溶けそうなくらい強烈な有機溶剤とスクレッパーで、地道にそれを除去します。浮力帯の下地を綺麗にしたら洗浄して乾燥させ、カーペットの貼り付けです。 ここではカーペットの目の向き(流れ方向)に注意です。これを間違えると、見る角度で色が違って見えます。また、カーペットは追加注文しなくて良い位の余裕を持って準備しましょう。追加オーダーした場合、運が悪ければカーペットの生産ロットの違いで若干の色の違いが見られることがあります…(今回、追加注文したら運悪く若干の色の違いがありました…涙) イメージしたデッキレイアウトを基に、脊椎動物で言うところの「背骨」となる角材を基軸とし、その他アングルを利用して骨組みを組み立てていきます。 ここでは、水平方向のレベルと強度に重点を置き作業します。どこのメーカーのアルミボートも左右対称の精密な代物は、ほぼ皆無です…ゆえに「定規」よりも「(だいたいの)感覚」が不思議と非常に正解に近い所を導き出したりするものです。 平行して採寸した合板を切り出し、鉋で削っては当てる…また鉋で削っては当てるといった地道な作業を繰り返し、面取りをして適度なサイズで納まったら、隅々まで防腐剤を塗布して乾燥させます。 そしてカーペットの目を確認して採寸して切り出し、ボンドを均一に塗って少し乾かして接着。 手際よくチューブ入りの接着剤も使用してカーペットを接着し、タッカーで要所・要所を固定していきます。 それぞれのパーツが完成したら、パワーポイントをアングルにねじ込んで固定していきます。 アングルの骨組みと合板の切り出し・削り出し作業にデッキ作成作業のほとんどの時間を費やすこととなりますが、ここは完成度の高さを大きく左右する、非常に重要な時間なので惜しむことなく費やすことをお勧めします。 特にライブェル周りは非常に重量の掛かる部分なので、細心の注意を払う必要があると思います。 今回、ライブェルの左右に空間を設け、物入れとして活用することとしましたが、日中でも暗いスペースとなってしまったので、小型円形のLEDライトを設置してみました。 これはカーショップで販売している物を使用しています。 ちなみに防水性であり、船舶の利用には非常にありがたいライトです。明るさも十分…なかなかイケます。 また、ライブェルの導入により、給水ポンプおよび排水口の設置作業が発生しました。 しかし、何度行っても緊張するのが、船体への穴あけ作業ではないでしょうか…「ホンマにえぇんかいのぉ~~~???これでえぇんかいのぉ~~~???」と何度も自問自答してしまいます。 ホルソーで大穴あけたら修復不可能ですからね…。浸水しないように水まわりには過剰なくらいコーキングを施しました。 電気配線を施工し開閉部分にラッチを取付け、GPSや魚探のアンテナや振動子を取付け徐々に完成に近づきます。 仕上げはフットコンエレキの設置…今回、バウンスバスターをエレキに取付け、バウにかかるストレスを削減してみました。 少ない時間を利用して、結果的には約4ヶ月という時間を費やし完成しました。 ちなみに私はこのようなデッキ加工は初挑戦です。 数年前、惜しまれながらも閉店してしまいましたが、私はKBIでボートクラフト作業の手順を何度も見てきましたし、何よりも匠(社長)の技とそれに専念する熱い姿勢を長い時間、目の当たりにしてきました。 初挑戦の割に個人的満足度(完成度)が高いのは、先に記したことが寄与したものと確信しています。 なにわともあれ、開幕戦に間に合いホッとひと安心です。 今シーズン以降、これを機に弾みをつけたいと目論んでいます。がんばりますぜぇ~~!! 2010.1.31 Data up新規開拓調査 荒川プロ・上田プロに誘われ、私にとって初めての場所となる海のエリアに出撃したのは週末のAM5時過ぎのことでした。 このエリアへは約2時間少々のドライブを強いられるという難点があるものの、プラス要素として、ここらでは非常に珍しく漁港のボートスロープが有料で開放されているという点です。 潮の干満を気にすることなく、ボートのランチングが出来るのは非常にありがたい限りです。 目的の漁港に到着し、清々しい朝日を浴びながらタックルをボートに積み込み、いざ出船です。 天候は晴れなのですが、風が気になるところです…しかし、漁港構内を出ると予想通りの海水スプレーを浴びる羽目に…でも、何か釣れそうで良い感じです(嬉) ポイントに到着し、数投目でウエポン(上田プロ)のロッドが曲がりましたが、揚がってきたのは小型のベラでした…この小型のベラは結果的に一日中、どこに行っても釣れ続けたいわゆる『外道』って奴で、釣れるたびにリリースを繰り返しました。 なんだかバス釣りで言うところのブルーギル的な存在で、バイトが遠のいた時にやって来る…みたいな(笑) 風裏を探しながらの釣行でしたが、この他にはアジとメバルとカサゴが釣れました。特に、ウエポンがキャッチした特級メバルは30センチ級であり、『初めてお目にかかれて光栄です…』的なインパクトある魚でした (このメバルは私と次女が、煮つけとしてゴチになりました~ダイナミックな美味しさでした~)  良型の就き場としては、急に深くなっているブレイクに絡むエリア(水深15m程度)にヘビダンをドボン!あとは、ひたすらシェイク・シェイク・シェイク…当たりがあればメバルかカサゴ、またはアジ。しかしながらハズレとして高確率でベラが来るという感じでした。  私の釣果はカサゴとメバルとベラでしたが、カサゴ・メバル共に普通の小型サイズで決して納得のできる釣果ではないものの、それとなく楽しめる釣りでした。  タックルに関しては、ロッドがACTION RODのA/CP210X662、ラインがサンラインのFC琵琶湖ガイドスペシャル6lbという組み合わせです。ラインに関しては高耐磨耗性能に優れたラインなので、少々の根ズレを気にすることなくガンガンに巻き取れました。瀬戸内ガイドスペシャルなるものをリリースせにゃいかんですかね…(笑)  A/CP210X662であれば、ヘビダンでも難なく対応できますし、感度に関しても問題なし!水深15mでも小型の魚のバイトをキンキンに手元まで伝えてくれますから。  なにわともあれ、初のエリアでそれなりの釣りができたので満足としましょう… しかし、今回の釣行はウエポンの特級メバルに尽きるって感じでした。 2009.12.10 Data upAIR BAIT のポテンシャル 先月に降った雨で、地元のダム湖はそれなりに水位を回復していました。寒くはなってきているものの、バスフィッシングの醍醐味を知ってしまった中毒者には、寒さなんてたいした理由にもならないのも確かです…だって、中毒者なんですから…(笑) 午前6時に自宅を出発し、夜明けを目的のダム湖界隈で迎えました。この日は、私のボートも含め合計8艇が浮かんでいましたが、16時過ぎに納竿するまでに5艇が既に姿を消していました…この日は一日中曇りの天気で、冷たい風が刺すように吹き荒れ、たまに差し込む太陽光が非常に暖かく、太陽光の暖かさ・偉大さを再認識した日でもありました。故に他の艇の早々たる帰還は、寒くて釣れないコンディションであったことを象徴しています。 さて、本日のメインリグは前回同様、テキサスリグ(一時ラバージグも使用しましたが、9割方テキサスリグ)です。使用したワームは『AIR BAIT』。サイズは6インチをセットし、フックサイズはワームのアクションを最大限に活かしたく、自分の中での理想よりもワンランク小型の4/0をチョイスしました。攻め方は、冷たい風をプロテクトする日当たりの良い暖かいエリアの湖岸を、エレキで流しながら探っていくものです。でも、今回狙う水深は前回よりも更に深いレンジでした。理由は明快…そのレンジでの魚の反応が高かったからです(爆)  エリアによっては、ほんの僅かな時間ですが、魚の反応を見極めるためにメタルジグやダウンショットも投入しました。 魚探にストラクチャー+魚影という組み合わせが映るとメタルジグを投入します。 シャクリまわすと「グンッ!!」とバイトが…何やら長細いシルバーな魚体ですが…その正体は、特大ウグイでした。 そのデカさに、キングハスラーのウグイカラーかと思いましたよ(笑)  この釣りで使用したのは、私の中でバーチカルジギングロッドとしての位置づけにある、A/CP210XX534です。 以外にこのロッドを持っている方は少ないと思いますが…確かに登場回数は少ないものの、対ショートスタンスでのピッチングスタイルやバーチカルジギングでは、5.3フィートというその短いブランクスが、他との比較にならない取り回しの良さを発揮する抜群な1本です。少々マニアックなロッドかも知れませんが、外せない1本です。 本日の1匹目のバスは、3/8ozのテキサスリグではなく、ラバ-ジグにヒットしてきました。 ロッドはA/CP210XX665、ラインはシューターの16lb…寒さを吹き飛ばす49cmの魚体はフッキングから20秒以内にはデッキ上にあったという、以外にもあっさりとしたファイトでした。 テキサスリグがセットしてあるロッド(A/CP210XX664)に持ち替え更にこのエリアを探ると、やはりバスが居たエリアでは、他にもバスが居ますねぇ~。 明確なバイトを伝えたA/CP210XX664で空を切るように右腕を上げると、、、、あれっ?AIR BAIT6インチにはフックの手前にバスの歯形が…フックを、もうワンランク上のサイズにしとけば良かったか? いや、次のバイトでは微かなシェイキングを加え、バスに銜え込ませようとそのままのサイズで挑んだものの、次のバイトでもやはりミスフッキング!バスのサイズが小さいのだと、水中の様子が見えてもないのに勝手に結論付ける勝手な中毒釣り師…AIR BAIT5インチの登場です(笑) ここからは、キッチリとフッキングに持ち込み3匹キャッチしましたが、それでも2度もミスをしてしまいました(涙)  しかし、このような状況下でバスのバイトを誘発するには、確かにエリアの選択も大きな要素ではありますが、ルアーの選択も大きな要素のひとつだと確信しています。その証拠に、私のバックシートはJ社のホッグ系ワームを使用して、同じリグで同じエリアで同じレンジを釣りましたが、何も起こらず、イジメともいうべき寒さの中でのノーバイトを経験してしまいました。アピール力で考えれば、バタバタ動く部分で勝っていると思うのですが、何故にホッグ系は釣り負けたのでしょう…。 昨年まで、私がこの時期に使用していたメインベイトは、ジャンボグラブでした。 質量・サイズ・アピール・カラー…と、私の中では全てのバランスでGoodなベイトでしたが、結論から記すと今回の釣行で更に強力なベイトが増えたということです。 しかし、不思議ですよね…テールやボディー表面の形状はまるで違うのに、何故AIR BAITはバスを引き付けるのでしょう? テーパードピンテール・VBボディリブ・シュリンプフレーバー・VBエアーリブなどのトータルバランスがもたらす、何か大きな潜在的な力が作用しているはずです。 「バスに聞かにゃ、解らん!」ことでしょうが…釣れるベイトのひとつに違いありません。 1軍BOX入りは確定ですから、次回の釣行でも活躍してくれることと確信しています。 2009.11.09 Data up103匹アジちゃん 温暖な瀬戸内にも、秋の気配がムンムンと漂う季節になりました。 今年も台風の直撃がなく、少雨であったことから地元のダム湖は軒並み減水傾向にあり、ボートのランチングが厳しくなり始めたレイクも…そんな環境下、フレッシュウォーター離れしてソルトウォーターへ。 巷で流行しているタイラバで、鯛を捕獲した経験のあるヴァガボンドのフィールドテスター2人(荒川・上田)に対し、小生は捕獲していない1人…タイラバ初挑戦の釣行です。 潮は小潮、満潮は13時前で干潮は18時頃といった具合。 14時過ぎに出船して例のポイントに…写真の荒川艇は穏やかな海に浮かんでいますが、穏やかでないと手元がぶれて写真が撮影できませんから…(笑)大型船の引き波などで、小生の愛艇ステーサー460も木の葉状態でしたが、今回は先日取り付けを完了したボートアイテムが活躍しました。 そうです!ウォーターハウスオリジナルのオフセットトレーです!足元がフラットになることから非常に安全です。 もっと早くに採用すべきでした…(反省)   タックルはACTION ROD A/F170XX601、ダイワのバス用ベイトリール、数年前にサンラインのフィールドテストで頂いたPEのプロトライン0.8号。 聞くところによると、タイラバをバーチカルに落として巻き巻きして、アタリがあってもあわせないでひたすら巻くということから、ノリの重視でロッドを選択しました。 リールに関しては引退したバス用ベイトリールを起用。 ラインは断然細いPEがベストということで、昔テストしたラインの余りを使用しました。 タイラバは60gの物を使用し、リールのドラグを緩めに設定して『落とす』『巻く』を延々と繰り返しましたが、何も起こらず…「異常なし!」と言う報告をしておきますが、荒川艇では30cm級のコチをキャッチしていました。しかもタイラバで…(驚!!)  日が傾き西の山々の間に沈みだした頃、ほんの一瞬でしたが25㎝程度の鯖のボイルが始まり、数匹釣れました。 ロッドはACTION ROD A/CP170X601S、ラインはFCスナイパー3lb、2g程度のジグヘッドに通したのはAIR BAIT2.5in(プロト)のウォーターメロンシード…バス用カラーでもズバリ!釣れます!!が、早くソルトカラーをリリースしてください(特に夜行性の我々向きのグロー系をお願いします)その頃、荒川艇ではエギングでイカをキャッチしていました。  日が沈み、干潮の潮どまりから満潮へシフトして潮が動き始めた頃、桟橋の明かりのある、ひとつのポイントが異常に白熱していました。 水面をバチャバチャと賑わし、ワンキャスト・ワンフィッシュの盛況ぶり。 デッキの上では20cm級のアジがバタバタ跳ね回る始末。 19時30分頃から始まったこのお祭りは、盛り上がりの波はあるものの約2時間経過しても終わることなく続き、小生が納竿した理由は「クーラーがいっぱいで入りましぇ~ん」…昔聞いた非常に羨ましい理由ですが、本当にこれが納竿した理由です。 立ち去る現場では、まだビチビチに跳ね回っていました。 ここで使用したリグは先ほど同様のジグヘッド。 ワームも同じくAIR BAIT2.5in(プロト)のウォーターメロンシードですが、ボロボロになって他社のワームにチェンジしました。 しかしながら、AIR BAITは物持ちが良いですね。 数匹釣っても大丈夫!って感じです。  翌朝から昨晩の収穫をご近所や親戚に配って回った、その数は実に103匹。 アジの刺身、アジの塩焼き、アジの南蛮漬け…当分の間、食卓は鯵・アジ三昧ですね。 09.10.03 Data up食欲の秋!先月末の休日に、地元のダム湖に出撃しました。 今年も台風の影響を受けていないことから、ダム湖の水位は減少傾向でした。 また、朝晩はめっきりと涼しくなり、秋の気配が漂い始めていることから各所にターンした状況も見られました。  ディープフラットあるいはディープのストラクチャー攻略、またはシャロー界隈のホッグ系テキサスと、出撃前夜からこの2パターンを想定していましたが、なかなかの出来具合でハマりました(笑)  ロック系の硬いエリアの水深3m程度を意識したテキサスリグの釣りでは、テンポ良くバスをサーチし、ほぼ高確率で狙ったエリアでキャッチすることが出来ました。 このスタイルに使用したのはACTION ROD A/CP210XX665、ラインはシューター12lb、ワームはホッグ系のワーム色々…。バレットシンカーのウェイトは3/8ozを使用しました。 テンポ良く釣りたいことから、手返し重視のスタイルです。 高感度のロッドとラインの組み合わせで、微々たるバイトも逃しません!硬いエリアでの釣りだったので、時には沈降しているリグがロックに当たったときの振動をバイトと間違え、あわせてしまう始末…(笑)  ディープの人気スポットでは、AIR BAITの4インチを使用した、ダウンショットでの釣りをしました。 ブレイクのエッジや人口構造物に付くベイトを意識し、ピンで狙う釣りです。 ダウンショットでのタックルは、ACTION ROD A/CP170XX601S、ラインはシューター目探4.5lb。比較的、微かなバイトではありますが、手元には確かな違和感として伝達されます。 決して『釣れてた…(驚)』なんて現象は起きません! いずれも、荒食いしているバスであり、スタミナ充分!良く泳ぎ、よく跳ねました!まさに食欲の秋!を実感できました。 09.07.12 Data upAIR BAIT 6インチでの初獲物 ここ数日の雨の合間となったタイミングを見計らい、先日送られて来たAIR BAITの5インチと6インチをBoxに入れて某ダム湖に出撃しました。 9時過ぎから14時過ぎまでの約5時間の釣行ということでタックルは3セットのみ。 スピニング1本、ベイト1本…いずれも硬いシリーズ…強気のスタイルです(男!)  A/CP210X662にシューター目探5lb+目探リーダー7lbの組合せ。 フックは5/0、ワームはAIR BAIT 6インチ…ノーシンカーでのフリーフォールで橋脚などの縦ストラクチャーを攻略すべくセレクトしました。 早速、お目当ての岩盤系のエリアに入りAIR BAIT 6インチをキャスト…ボリュームのある高比重設計ゆえに想像以上によく飛びます…しかもスキッピングするのにも問題なく対応できますし、ボディー表面のリング状の凸凹がフックポイントを程よく隠せて尚Good!沈降姿勢も若干の前屈みではあるものの、ほぼ水平です。 キャスト後、水面に漂うラインが水中に引き込まれていく様を観察していると、急に引き込みスピードが加速…ラインスラッグを巻き取りスィープフッキング…重たい…ロッドティプが水中に引き込まれるなかドラグを即座に緩めて応戦するも、ラインは出るばかり。 徐々にドラグを閉めて反撃のチャンスをうかがう。 数分間の格闘の末、キャッチしたのは49cmの丸々と良く肥えたバスでした。 久しぶりの釣行ゆえに久しくこのようなサイズを釣っていなかったので、個人的には大満足です。 流入河川ではAIR BAIT 5インチを同じくノーシンカーでキャスト。 流れを読みながら岩陰に隠れているバスをバイトに持ち込みましたがサイズがイマイチでした。 今シーズンパッとしない成績が続いているなか、今日の獲物には感激しました。来週の北山で、こんなのが来たら最高なんじゃけど…どぉじゃろ? 09.05.10 Data upエアーベイトでの実釣 GWで『がぁっ~つり』と叩かれたメジャーフィールドで、 エアーベイトがどのような釣果をもたらしてくれるのかを検証してみました。  久しぶりに訪れたそのフィールドは、ほぼ満水状態でしたが、水位は徐々に減水傾向にあるとのことでした。 季節的にはネストの有無を確認してゲームを組み立てることになるであろうから、水位の変動に関しては非常に気になる要素です。 減水傾向ということであれば、ネストは比較的見つけやすく、湖の状態は早期に解明できるものと考えました。  しかし、例年ネストが出来るエリアを駆け足でチェックするもネストは見当たりませんし、既に空になっているネストもちらほら… 季節的には終わっているはずはないと思えども、無いものは無い…(泣) ならば私が想定していた状況よりも一歩先に進んだ状況であると仮定し、アフターのバスの着き場をチェック。 1/16ozでセットしていたジグヘッドを1/32ozにチェンジして、ワームを若干反らせるようにセット。 気持ちスパイラルフォールしてくれればと考えるも、質量のある前部ボディーなので、ほぼ頭下がりで水中へと消えていくが、反らせてセットしていることから消えていくにしても若干スローな沈降となっていたし、時折スパイラルフォールもしました。  狙いはサスペンドしているバス。 スローフォールで喰わせる作戦です。 早速、オーバーハングの日陰、垂直岩盤下で30cmクラスがヒット。 激しいファイトの末にワームは飛んでいくは、ワームのピンテールは無くなるは…でしたが、このワーム浮くのです。 浮いて漂うワームを回収し、同じく反らせた状態でセットしてキャストしていくとブルーギルと子バスのバイトの嵐。 最終的にはブルーギルに喰いちぎられましたが、リブの効果か?ピンテールが無くとも非常に多くのバイトを誘発させました。  風が強くなってきたのでライトリグには不都合な環境となりました。 風裏を求めて移動し、エレキで流していると、ネストを発見! 観察するも彼女の気配は無い… ならばと思い彼のテンションを確認すべく、フットボールジグを投入したものの全くの無視… ライトリグではどうかと、先ほどのエアーベイトのジグヘッドリグを投入し、スイミングさせると追って来ました。 口を使うまでには至らないものの、興味を示したことから釣れる気が満ち溢れてきました。 そして数分後、スイミング&フォールのアクションに反応し大口開けて、 パクリンチョ!  多くの釣り師にいじくられた様子の痛んだ40cmクラスでしたが、 『そこまで飲み込まなくても!』ってくらい奥まで飲み込んでいました。 これには非常に驚きました。 何がそこまで引き出すのか解明できていませんが、 このワームには何か凄い可能性を感じています。 今後、各サイズもリリースされることから、 私の有効な戦力になるものと楽しみにしています。  まだ、使っていない方は是非、使ってみてください。 簡単に表現すれば、今まで在りそうでなかった…そんなワームでもあります。 08.12.31 Data up2008年 釣納釣行年の瀬迫った12月27日(土)、荒川プロ・上田プロの3人で夜の海に出撃しました。 いわゆる釣り納めという儀式ですが、 気温2℃という極寒での釣りは、どちらかというと修行に近いものがあります。 (ちなみに釣行後、ボートを洗浄する為に立ち寄ったダム湖の気温は氷点下2℃でした…)  16時30分に現場で待ち合わせ、タックルなどの準備を完了させ、トレーラーを浸けてボートを出せる水位になるまで潮の満ち上がりを待ちます。 18時頃に出船、いつものポイントに到着するも先行者(地元の漁師さん)の存在は『なし』…つまり釣れていないということ…確かに魚探・ルアーへの反応は悪いし、水面での生命感もない…ただただ寒いだけである…。  このような寒い空気を切り裂いたのは、私のA/CP170X601Sでした。 2gのジグヘッドにReinのメバダンゴ、ラインはサンラインのパワーロック イエローオウル3lbというタックルで釣れたのは、普通サイズのメバルでした。 比較的浅いレンジで、コンクリート柱の横をスイミングさせた時の、ひったくる様なバイトでした。 この後、同じ釣り方では25㎝前後のメバルが釣れましたが、もう一段落とし込んでスイミングさせると30㎝程度のアジが釣れました。 また、カサゴが釣れる時もありました。 いづれも、ひったくる様なバイトでしたが、弾くことなくキッチリとフッキングしていました。ソリッド仕様の601Sは、この手の釣りに欠かすことの出来ないロッドです。 なかなかサイズの大きな魚が釣れない中、荒川プロがボトムを意識した釣りで、ガツン!と一発、太刀魚を釣り上げました。 この日、釣れた太刀魚はこの一匹のみでしたが、ボトムを意識した釣りを展開すると、いつの間にかラインを切られていたりと…煮え切らない太刀魚に翻弄される状況でした。2年前の釣り納めでは、クーラーがいっぱいになる釣果を記録したのに…というか2年前が異状だったか? 上田プロも、アジやメバルを釣りましたが、私同様、デカいのは釣れませんでした。 芳しくない釣果に加え、深々と寒さが身に凍みる状況で満潮を迎え、潮が下げ始めた早々には撤収しました。 今年を振り返ってみると、私個人的には年間を通じた釣果にしろトーナメントの成績にしろ、パッとしたものはなく、サポートしてくださる各メーカー様には申し訳ないの一言に尽きる一年でした。 上田プロにおいてはプロ戦で年間を通じてそれなりの成績を収め、喜ばしい年となったことと思います。 また、荒川プロにおいては3月末のチャプター弥栄湖で、A/CPSP300XX746ビックベイトスペシャルを一日中振り回し、彼が最も好むダイナミックな釣り(ビックベイトのみの釣り)を展開しブッチギリの3kg超で納得のいく優勝だったことと思います。 来年は、身の回りの良い環境の変化と新設した設備を武器に、邁進していきたいと思います。 2007. 10. 06 Data up苦節7年!! 2007JB九州プロシリーズ最終戦、www.bass.co.jpカップが9月9日、遠賀川で開催されました。 今年最後のプロ戦…今年もプロ戦で結果を残せていないだけに、これが最後のチャンスです。 例によって今回もプラなしではありましたが、メインで臨むリグは不思議なことに頭に浮かんでいました。それはスプリットショットリグとインチワッキーリグです。 スプリットショットに関してはここ数年、プライベートも含め自分の釣りの中で使ったことのないリグですが、なぜかBOXの中にはECO認定のスプリット専用のショットは入っているんですよねぇ~…ひと通りの事が出来る態勢を常にとっておくことは重要ですよ。そのおかげでBOXは満杯!バッテリーの次に重たい道具となっていますが…(苦笑) 朝の天候は曇り…日中は晴れたり曇ったりの天候でした。 フライトは前から3番目くらいと、超ラッキーなスタートでした。ドヨンとしたカレントの効いていない水面から、迷わず水の動きがある最上流部の新日鉄堰下に入りました。 堰下には先行艇が魚道筋に1艇、西岸には陸っぱりが2組居ました。 私は西岸よりステージ沖のロックハンプを攻めたかったのですが、陸っぱりのエリアに侵入することになり断念…仕方なくロックハンプの東側よりキャストして流芯にリグを乗せ、ハンプのシェード側である西側にリグを流し込みました。 しかしながらこの方法で攻めるということは、①ラインがロックハンプの頂上部位で擦れる ②ラインが障害物に接することでバイト感知の感度が低下する、といったマイナス要因が課せられます。 しかしながら、ロッド(A/CP210X661)は的確なバイトと障害物に接している情報を、ライン(サンライン シューター目探4lb + 目探リーダー6lb)を通して私の右手に伝えてきました。 そしてスタートして間もない時刻に、私はキッカーとなる1kgの魚を手にしていました。 引き続き、この水の動くエリアでインチワッキーリグを中心に、ライトリグの構成で釣り込みましたが釣果を得られず、エリアを少しか流域に移し、遠賀大橋の上流部で釣ってみました。 このエリアでは広範囲に魚の居場所をサーチしたく、スプリットショットリグで釣り込みました。ロッドはモンスターハンティングコンプリートA/CP210X663のプロトモデルともいえるロッドであるTYPEⅡ(POWER FINESS 6.6ft)、ラインはサンラインのバイトマーカー4lb + 目探リーダー7lb、シンカーは3.5g、ワームはエコギアのパラマックス5in(限定販売色 遠賀ステイン) 橋の上流側にステイして橋脚めがけてキャスト。 風は下流側より吹き込んでおり、そのままゆっくりとしたスピードでズルズルとボトムを這わす…食わせのティップアクションを完全に排除したモデルならではのボトム情報伝達力で情報を得る…それはいずれもハードボトムでのバイトでした。 推定350g、500g、そしてノンキーパーの3匹をこのエリアでキャッチしました。 リミットメイクを完了し、更に下流域に移動してディープレンジのパターンを試してみました。ディープクランク、テキサスリグ、ダウンショット、スプリットショット…しかしながらこのレンジではバイトを得られずにタイムアウト。 結果的に上流域でキャッチした3匹でのウェイインとなりました。3匹ペナ無しのウェイトは1860g。 シングル入賞はないかと思っていましたが、リミットを揃えたのは75名中19名。 あまり釣れていないコンディションにも助けられ7位入賞を果たせました。 私がプロ登録したのは6年前の2001年。 当時はJBⅡという形で遠賀川のみでの開催でした。 地元の選手が当然のように知っている水中のストラクチャーさえ知らない状況の中、それを得ようと北風の強い荒れた寒い日も魚探かけをした事、九州地域限定の釣り雑誌を読みあさり遠賀川の情報を入手した事、周りの仲間からいただいた貴重な情報…それらをひとつひとつのファイルに整理し、私の力としてきました。 途中、九州シリーズが九州エリア全域でのトレイルとなり、仕事の都合上、日程が取れないことから岡山県の旭川ダムでのプロ戦に転向しました。 ここでは初年度から準優勝(当時は2名同船のJBⅡでした)、翌年は優勝と、水が合うのか?結果を残せました。 そうなると、どうしても私のバスプロ人生のスタート地である九州の地で結果を出したい!という想いが一層強くなり昨年から九州の地に舞い戻ってきたのです。 九州では、まだ誰も着ていないVAGABONDのトーナメントシャツを着込み、自分自身で色々なことを課して臨むなかでアクションロッドを宣伝してきました。 裏に秘められた事を理解していただければ、今回の7位入賞は、私には大きな意味のある結果であることがお解りいただけることでしょう…こんなことがあったりするから、この釣りはただの釣りではないのです。 たかが釣り…されど釣り…なのですが、奥の深い最高の釣り!なのです。 2007. 1. 15 Data up2006年 2日連続の釣り納め祭り11月初旬に夜の海に出て以来、釣りに行っていない(釣行回数の少なかった)2006年を締めくくるべく、12月30日の夜と31日の昼夜の釣行を計画。一人で行くことも考えましたが、里帰りしている幼馴染の釣友である邦ちゃんも誘い、2人での釣行となりました。当日の潮は若潮で干潮は23時…環境の悪い場所からのボートの昇降も考慮すれば、帰着は20時過ぎまでが限界と判断しました。出船は18時前と、少々出遅れた感がありましたが、個人的にそんな事はどうでも良かったのです… と言うのも、久々の釣りという事でもあり、なんと!エレキ用のバッテリーを忘れてしまったのでした(笑)。ボートを所有して7年になりますし、年間100日以上も釣りをしてきた私からは考えられない忘れ物でした…。河口を出てポイントに到着し、エンジンかけっ放しの状態でコクピットに座り込み、ロッドを振っていると1/8ozジグヘッドを銜えた「カツン・カツン」という明確な反応があり、即座にロッドを縦に振り上げてフッキング! 久々に感じる魚の生命感に感動しつつも、その生命との数秒間のやり取りの中から太刀魚でないと判断し、「なんなんだろ???」って、とってもワクワクしました。バースの照明で薄ら明るい海面にジャンプして姿を見せたのはスズキであり、幸先の良い釣り納め初日の獲物に大満足! A/CP 210 X 662が弧を描き、キャストアウェイ6lbは引き出され、海面で何度もエラ洗いをしてみせた獲物も徐々に弱り、ハンドランディング…綺麗(美味しそう)なホシスズキでした。引き続き、風と潮流でボートポジションが変化する中で、釣り易い状況に保ちながらロッドを振り続けるとバイトを感知することが出来ましたが、なかなかフックアップしません。非常に喰いの浅い状況下で邦ちゃんのロッドが弧を描き、揚がってきたのは綺麗なシルバーの物体… 太刀魚でした。ジグヘッドに装着したワームは数投でボロボロになる勢いでしたが、タイミングさえ合えばシルバーの魚が拝める状況。ちなみに今回、太刀魚のこのような中層での煮え切らない活性状況である情報を入手していた私は、0.2mm程度のワイヤーでリーダーを自作して臨んでいたため、ラインブレイクは一度もありませんでした。3匹目をキャッチしてクーラーBOXに納めようとしたとき、非常に稀な光景を目の当たりにしたのでカメラに収めました。添付画像をご覧いただければ一目瞭然ですが、なんと頭から喰いついていたのです!(決して、ヤラセではありませんよ)その様に邦ちゃんと二人、唖然としてしまいました。約2時間の釣行ではありましたが、ホシスズキが1匹と太刀魚が13匹程度の釣果でした。22時過ぎに帰宅した私たちは、邦ちゃんの実家で釣り上げたばかりの太刀魚の刺身に舌鼓を打ちつつ、ビールで喉を潤わせながら翌日の釣行のプランを検討しました。翌朝は9時に出発。目的のリザーバーまで1時間少々のドライブ。 路肩には数日前の残雪が見られるところもありました。到着したリザーバーは大入満員の状況で、すでに10艇前後のボートが浮いていました。出船して本湖に移動し、一投もしないうちから船上で湯を沸かしてラーメンを食べました。寒い湖上での熱々のラーメン… いつ食べても最高に美味いです!体も温まり、お腹も満たされ準備完了!インレット方向に移動しつつテキサスリグとジャークベイトで反応を伺ってみると捨石の入っているポイントの水深5m未満の比較的浅いエリアで、テキサスリグでバイトを得られ、結構強烈な引き応えでしたがラインがシューターの12lbでしたので臆することなく強引に対応。キャッチしたのは良型のバスでした。減水した中規模のリザーバーに10艇前後のボートゆえに、ポイント争奪は容易ではなく人気スポットは常にボートが浮いていました。バスの就き場となる美味しそうな変化のあるエリアを攻めてみると、やはり比較的浅い水深の硬い物が絡むエリアでテキサスリグに反応があり、間髪入れずにビシッとあわせ、本日2度目のファイト! 強烈な引き応えにしっかりと対応し、無事にランディング。上顎の硬い部分を貫通したフッキングをペンチで外しながら思ったことですが、この硬い部分を貫通させるには、ロッドをはじめ(A/CP 210 XX 664を使用)ライン(シューター12lb)やフックの高い性能が揃わないと成し得ないのではないかと…。15時になり釣り納め昼の部は終了。予定通りボートを揚げて海に移動開始。海までは1時間30分程度の移動時間です。この日は前日と比較して、若干明るい状況から出船できました。ポイントに到着すると、ウエポンと荒川さんが既に釣っていました。反応はマズマズとのことで、釣り納め夜の部も釣果に期待できます。夕まづめのタイミングを逃すことなく、ミノーでのワンキャスト・ワンヒットとなり、船上では二人のロッドが曲がりっぱなしでした(笑)。活性が下がり、ミノーでの反応が薄れてくるとジグヘッドにチェンジして、中層の煮え切らない活性の太刀魚を狙いました。前日以上に数の釣れたことに満足したのか? どうでも釣りたかったのか? 邦ちゃんがメバルをと言うのでメバルのポイントに移動。プリプリと小気味の良いバイトはあるがのらない…。 ミニマムサイズか? と思っていると邦ちゃんがミニマムを釣り上げ、再び太刀魚にチェンジ。しかしながら、ボートを安全に陸揚げできる限界の時間となりストップ・フィッシング。夜の部の釣果は、メバルが1匹、太刀魚が21匹と、前日に引き続き大漁でした。いつになく嬉しい釣りが出来たことと、これが2006年の釣り納めであったこともあり、満足感いっぱいの帰路でした。ちなみに明けた翌日、2007年の元旦。私の実家には姉兄4人が揃い、それぞれの家族と共に30日のホシスズキと31日の太刀魚の刺身に舌鼓を打ち、新しい年の門出を祝うことが出来ました。今年の初獲物はどんな魚だろ?はたまた今年のトーナメントの成績はいかに?… このレポートを作成しつつ、いろいろなことが巡っている今日この頃です。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。2006. 8. 12 Data up経験値のひきだし』梅雨真っ只中の7月2日、弥栄湖チヤプター第4戦、木阪製作所ステーサーCUPが開催されました。今回も例によってプラ無しのガチンコ勝負なのですが、私からすればスポンサー様の冠大会なので、臨む勢いはいつもよりも少々ガッツが入っています。プリ・プラをした友人からの事前情報によれば、水位は前回のトーナメント時と同様のレベルとのことであり、釣果は普通に釣れるとのこと。現場を見ていない私にとって大きな情報でしたが、それ以上にトーナメント前夜から当日の朝にかけての雨が気になるところです。事前情報を基に、水位・シーズン・濁り・流入量を摺り合わせて、自分の中で整理してみました。まず、シーズンと水位と自分の釣り方や技量から、エリアは小瀬川筋と決めていました。問題なのは夜から朝にかけての雨量です。これにより、濁りと流入量が大きく変化してしまい、釣り方やあるいはエリアまでも大きく変更しないといけない可能性が出てくるからです。念の為、流入量は多い方向で判断し、いつもは12Vで使用するフットコン・エレキ(モーターガイド・ブルート767)を24Vで使用すべくバッテリーを2個用意しました。タックルは、ライトからヘビーまで幅広く用意し、機動力と釣り方の多彩なバリエーションを準備し挑みました。当日は第2フライト…迷わず小瀬川筋の上流へと向かいました。濁りは想像以上に酷くなく良い感じ。水温も想定内の温度でしたが、流入量(流れ)については想定以上のレベルでした。一応24V仕様で挑んだので67lbのエレキではありましたが、流れの中にステイしてショアラインの張り出しの先端や流れのヨレを狙うのには、少々キツイものがありました(涙)しかしながら私の経験値の、『ひきだし』 のひとつの中身に間違いはなく、一投目からバイトを得ることができ、800g程度のバスでしたが同じような流れのヨレを攻めるとあっという間にリミットが揃いました。ルアーはラバージグ… 濁りを意識してカラーは若干派手目&シルエットを出す為に、ブラック/チャートピンクを選択し、トレーラーにはゲーリーヤマモトのフラッピンホッグ(#214スモーク/ブルー&ブラック&スモールチャートフレーク)を使用しました。この時点でのウエイトは2kg強でした。私は約50m 程度のショアラインをキープし、その間にある3つの小さな張り出しと、それらが絡む2つの小規模で奥行きの無いクリークをメインエリアに釣りました。下流から攻め上り… 激流に乗って下り… また攻め上るという工程を繰り返しましたが、バスは徐々にスレますし状況も変化してきます。が、魚は間違いなく入れ替わり入って来ていましたから、ラバージグからテキサスリグに変えてみたり、中層をスイミングさせてみたり… 時には激流に流し込んでみたり… そんなこんなで更なる入れ替えに成功し、最終的にはキロ・フィッシュの入れ替えをしていました(嬉!!!)張り出しの先端や、ヨレに落とし込む釣り方では容易にバイトを感知する事が出来ましたが(流れに乗せるように)、リグを中層スイミングさせる釣り方においては、水中での流速が変化し、なおかつ手前に引いて来る状況下において的確にバイトを得て、バスをネットに収めないといけません。このプロセスを可能にしてしまうアクションロッド… 紛れも無く道具であるロッドの性能の高さ以外の何物でもないと改めて感じました。しかも獲りこんだバスの全ては、フックを飲み込まれる事なく、キチッと上顎を貫通していました。今回も三流プロの私は道具に助けられたのでした(笑)1,300gを筆頭に1,000~1,100gクラスを揃え(このクラスを天秤で吊るして微妙な入れ替えを実施しました)ウェイインしました。3匹ペナなしの総重量はジャスト3,500g… 結果は3位でしたが、非常に興味深い事実は、5位までの選手は私の釣ったエリアからの視界の中に居た事でした。皆さんプリ・プラで好感触を得ての本番入りだったそうです。ノン・プラで臨んだ私… 自分で誉めるのも何ですが、これは数ある経験の 『ひきだし』 がもたらしてくれた成果でもあったはずです。(見方を変えれば 『年の功』 とも言える?…2006. 7. 13 Data upFly Lesson6月末の週末、“ウエポン”こと上田プロに誘われ、某ダム湖に行きました。お誘いの内容はフライの練習です。とある方がレッスンして下さるとの事で、ウエポンが私にも連絡をくれたのです。現場には荒川プロも浮いており、3人同時に 『 Fly Lesson の開催です。この日のダム湖の水位はほぼ満水状態で天候は曇り。バスのコンディションはアフターがメインであると思われ、さしずめ目から入る情報では、シャローに子バスが散見される状態でした。時折、マズマズのサイズのスクールも見られ、期待の持てるコンディションであったと思います。先生はロッドを振っている私を見ては、随時指摘をしてくれました。手首、肘、肩の扱い方、振り幅、角度、ラインを出すタイミングやコツなど細部にわたり丁寧に指導して下さり、こちらからの素朴でつまらない質問にも親切に回答して下さいました。その指導により、見事、飛距離も出るようになり、ようやくそれらしくなってきました。3人とも綺麗なオレンジのループを船上の空中で描き、周りのボーターは見慣れない風景(?)釣り(?)に視線を向けていましたようやくフライが飛ぶようになり、ギルや子バスのバイトが見られるようになりましたが、あと一歩のところでノリません(涙)。水面で浮遊しているフライに視線を送るバス&ギル…。 奴等はフライの目の前に居るのに…。『喰えッ!』と心で叫ぶも反応しない!バイトはしても、シッカリと喰いきっていないのか反転して泳いでいる途中に口から離れている…。水中で繰り広げられている、その一部始終が目に見え非常に面白いのだが…。船上で何度、「あ~っ…」と落胆の言葉を発した事か…。しかし、遂に待望の一匹を手にすることが出来ました(嬉)。遠くでバイトしたので、その瞬間は見られませんでしたが、小さいながらもキッチリとフライを銜え、右往左往しつつもサイズの割にナイス・ファイトで楽しませてくれました。僅か3時程度でしたが、実りのある時間でした。次回はサイズアップし、釣果も上がることを目標にします。2006. 6. 25 Data up炸裂! パーシモンシード交替勤務であった頃は、何気ない一週間の中の水曜日でありましたが、常日勤になってからの平日の休みと言うのは、いつしか非常に新鮮な気分の一日となっていました。今回は、久々に 『KBI』 の社長と、まったりとした雰囲気の中での釣行をレポートします。水曜日は 『KBI』 の定休日です。ひと月前くらいから、その日に照準を合わせて計画をしてきましたが、このように表現すると大袈裟に聞こえますが、緻密に申し合わせた件などありませんから(笑)。今回の趣旨は、昔良く遊んだ某ダム湖にカヌーを浮かべて、楽しく一日を過ごしリフレッシュ! しようというものです。よって、お互いのスタイルもタックルも申し合わせずとも必然的に、それっぽくなります。それを見て、今回の釣行に同行した田村くんはビックリしていましたが、私と社長の中では自然とこうなるのです。水質は少々濁り気味、風はやや強い感じであり決して良いコンディションではありませんでした。その証拠に出船して、ハードプラグをキャストし続けましたが、何も起こりません…(涙)ちなみに今回の私のメインBOXはB-XX 505、ラインはAbu 2500Cにトップウォータースペシャル8lbを巻き、ハードプラグは全てVAGABOND製、ロッドは3本中2本がVAGABONDのアクションロッドシリーズ…。どぉよ!って言えるレベルまで統一されているでしょ(笑)。で、何も起こらないのは淋しいので、スモールラバージグをキャストすると延々と小バスが釣れます(笑)。 やはり、こんなのではイカン!と一念発起しパーシモンシードにチェンジ…。すると、一足先にパーシモンシードの[チミドロジョー]をキャストしていた社長にヒット! 続けざまに私のパーシモンシードの[ブルーギル]にもヒット! またまた社長にもヒット! と、今度はパーシモンシードで入れ食いに!(笑)。 当然、スモールラバージグで釣るよりはサイズUPしています。強風のため、バスたちはキッチリとしたトップには出ないものの、水面直下の小悪魔には思わずちょっかいを出してしまった様子です。こうして社長と釣りをするのは久しいし、会うのも久しいので、どちらかと言うと釣りよりもお互いの近況や笑い話などがメインで、常に船上では笑いが絶えませんでした。端から見ると、何気ない普通の釣り…。とびきりデカイ魚は釣れませんでしたが、個人的には大人の釣り人を癒す最高の贅沢な釣りのひとつを実践できた気がしました。幸運にもウォーターハウスではカヌーも扱っています。皆さんも軽量かつお手軽で機動力のあるカヌーで、仲の良い友人とまったりとした一日を楽しく過ごしてみてはいかがですか?2006. 5. 20 Data upゴールデンウィークの夜遊び一昨年末より交替勤務から常日勤に変わり、ごく一般的にG.Wを楽しめる状況となり、G.W中の釣行計画を思案していたものの、結果的には愛妻と愛娘との時間に多くを費やした形となりました。ですが、休暇に釣りをしないというのは病的釣魂所持者の私としては考えられない行為ゆえに、当然の事ながら寝る間を惜しみ釣りに夢中。そこで今回のG.W 中の釣行で一番面白かった 『夜遊び』 をレポートします。今回の 『夜遊び』 に至った経緯を少々お話しますと…ある日の 『 KBI 』 。河谷社長がフライフィッシングで釣るシーバスの話を始め、その筋のDVDを皆で鑑賞。未知の釣りが映し出される液晶画面に食い入る。(私が云うのもなんですが、ここに集う者の中において中枢部分に君臨する者は一味違う(笑))。そして 「河谷さん、僕もフライをやってみてぇ~!僕もフライセットを取り寄せてよ!」 の一言から始まり、数名の夜間航行取得アルミボート・オーナーがフライセットを購入!(しかし、なんですなぁ~…アルミボート専門店で、フライフィッシングの道具をオーダーする僕たちとは…いかがなものでしょうか(笑))。で、後日そのフライセットが入荷。早速セットを取り出して 『KBI 』 の前で振ってみる… 振ってみる… 振ってみる……… この時点で釣り以前の問題に気付きました! (爆笑)。誰が最初にこれでシーバスを釣るかという次元ではなく、誰が最初にまともに飛ばすか?という次元です。液晶画面に映っていた人は、簡単に飛ばしていたのに… 何が違うのだ !?ウォターハウス 2階のグレンウッドの担当者に聞くか? 小栗社長に直接指導を仰ぐか? (なにわともあれ、フライに関しては前出のお二人に、ご教示いただくのが賢明ですね。)問題はさておき、道具も揃ったという事でテンションも上がり、さっそく海に出撃!となった訳です。さて、今回の釣行は “ウエポン” こと、上田くんのアルミボートで出撃しました。(ちなみに彼と私の付き合いは長く、小学校から就職先まで全てが一緒で、現在住んでいる距離は徒歩3分程度という至近距離)ボートに乗り込み、いつものバースに向かおうと河口を出た瞬間、いきなり海水スプレーを浴びる洗礼を受けました。東からの強風にやや暗い雰囲気…。風をブロックできるエリアに移動して1/8 ozのジグヘッドをキャストボトムまで沈めてからスイミングさせていると 『ゴツン!』 と豪快なバイト!A/CP 210 X 661のティップがギュンギュンしなり、暗い海面に姿を見せたのは、お久し振りのカサゴちゃん♪でした。カサゴは各部分のデッカイ鰭が抵抗を生むのか?ファイト中は重量感のあるファイトを楽しめます。この一匹で 「今日はカサゴ Day か?」 との淡い期待を抱きましたが、その期待も空しくその後バイトが遠のきました。風も少々治まってきたのでジグヘッドのウェイトを下げて1/16ozにし、ロッドをA/CP 170 X 601Sに持ち替え、中層スイミング…。プリプリと小気味の良いバイトに続いて右往左往して海面に登場してくれたのはチビメバルでした。結果的には、このチビメバルくんが40匹程度釣れ、当然のことながら全リリースしましたが、 このチビメバルの駆除中(!?)にデカメバルが 『 ドンッ!! 』 と出るのです。そりゃあ、ソリッド仕様ブランクスのA/CP 170 X 601Sに 3lbラインで、このサイズを釣るのですから最高に面白いですよ! 周りにはバースのコンクリート柱もあり、ラインブレイクも懸念され「ドキドキのエキサイト・ゲーム」でした。カサゴは一匹にとどまりましたが、デカメバルは10匹程度釣れ、中でも“ウエポン”のメバルはなぜかサイズが一回りデカイのです!一体、何に差があるのだろうか???彼曰く、「普通に釣っているだけ」 と言うのですが…。実に不思議です。そう言えば、肝心の夜遊びの引き金となった、フライの件を忘れていました。教訓としては、素人が暗い強風の中で振り回す代物ではないという事です(笑)。それでも数回キャストしてみましたが…。結果は先に記した教訓から推測して笑ってやって下さい。まずは飛ばす事から学習し、いつかは獲物の写真を皆さんにお披露目できる日が来ることを夢見て頑張ります!2006. 4. 16 Data up金太郎飴中国地方では、3月中旬から今シーズンのトーナメントがスタートしていましたが、仕事の都合上、弥栄湖チャプターと広島チャプターの初戦を欠場という形となり、今回レポートするJB戦が今シーズンの私の開幕戦となりました。ちなみに、この日は広島チャプターの第2戦とバッティングしており、本当に残念な幕開けです。さて、2006年度のJB九州プロシリーズは、佐賀県の北山ダムで開幕となりました。九州でのプロ戦は、2001年・2002年と2年続けてJBII戦に参戦させていただきましたので、今回は3年ぶりの九州という事になります。過去のJBIIのシーズン中には、1回だけ北山湖での開催はありましたが、外せない行事とバッティングして欠場した為、ここで釣るのは今回が初めてということになります。しかも、この湖は外部からのマイボート持ち込み登録艇数に上限が設けられていますので、これも初めての試みとなりますがレンタルボートでの参戦となりました。4月7日(金)、21時過ぎに帰宅して最終準備を完了させ、日付が変わる前に出発し、九州上陸までは国道を走り、関門トンネルを通行して九州入り。そこからは高速道路を走り途中、仮眠を入れて目的地には4月8日(土)、8時前に到着。レンタルボートのオバちゃんに挨拶し、2月末に予約していたボートを借りようとしたところ『えっ???』って感じで言われ、朝からかなり焦りましたがボートは確保できました。早速、タックルをセットして出船!レンタルしたボートはシーニンフV12f、数年前までエレキ戦専用艇で所有していた艇でもあり、なぁ~んか懐かしい気分になりましたが、VAGABONDのサポートを受けさせていただいて早々の頃、極寒の地元のダム湖で釣りしていて貴重な一匹をランディングする際にバランスを崩し、新品のA/CP170X 601Sを沈めてしまった苦い思いも思い出されました…。軽いのは良いが、安定性には問題のある艇だと思います。短時間では北山湖を把握できないので、今回は北エリアのみに絞りチェックする事に…。例の物がないか、シャローエリアの水中を偏光メガネでチェックしながらの釣りでしたが、時期早々のようで全くありませんでした。昼過ぎに地元九州の友人、山浦さんと湖上で再会し、北山湖の情報をいただき、この時点で私はノーバイトでしたが、彼は既に数匹キャッチしており、しかも目の前でも釣られました。結果、私のプラはノーフィッシュ(涙)。仲間内で明日のトーナメントに参戦する、荒川さんと上田くんが北山湖に到着し、彼らと共に佐賀市内の宿に移動してラインの巻き替えなど明日の準備を完了させ、夕方は居酒屋で一杯やりながら明日の作戦会議をし、就寝。早朝に宿を発ち、再び北山湖に登場!昨日よりも肌寒い朝でした。タックルをセットして、今シーズン初のタックルチェック・受付・ミーティングを済ませ、JB九州プロシリーズ第1戦『JB CUP』のスタートです。私は比較的、早い順番でのスタートであり、目的のポイントに入ることが出来ました。早速、A/CP 170 X 601Sにセットしたダウンショットをキャストし、岬まわりを攻めていると小気味良いファーストバイト!推定水深5m程度から揚がってきたのは300数十gの、やや白いバス…。エアー抜きを完了させてライブウェル・イン。続けざまに小気味良いバイト!これまた300数十gのバス。しかしバイトが遠のき、A/CP 210 X 661にセットしたライトジグヘッドを岬のショアに遠投し、徐々に落としていくと比較的シャローでバイトを得られキャッチしたバスも300数十g…。「3匹で1kg程度かい!?」実はこのレイクの優勝ウエイトは1500gあるなしなのです。ですから、600~800g程度のバスが1匹入ったらOKなウエイトとなるのですが、多くの選手がリミットメイクしてくる事から、このレイクでの戦略としてまずは300g台でのリミットメイクなのです。リミットメイクしてから作戦変更。3.5inをメインとした小型ワームを大型なワームにし、シャローを意識したプリのバスを釣る方向にシフトしました。タックルはA/CP210 XX 664で1/2ozのテキサスリグにリアクションバイト狙い誘うセットと、広範囲を効率よく釣る為にA/F 170XX 601で小型カバークランクをレイダウンなどのカバーに通すセットです。結果的にはテキサスリグでのキャッチには至りませんでしたが、クランクベイトでは2匹キャッチでき、10g単位での入れ替えに成功しました。終了1時間ほど前に、急深なエリアにおいてダウンショットで2匹釣りましたが、入れ替えは出来ずに帰着しました。重量は3匹ペナなしで1085g…。結果81人中52位で中の下の成績でした。ちなみに優勝は1600g台、2位~4位までが1400g台、5位~7位までが1300g台、8位~30位までが1200g台、31位~49位までが1100g台と数g単位での勝敗でした。初めてのレイクでしたが、噂どおり釣れども釣れども300g台…。まさに金太郎飴状態でした。入れ替えは慎重を期して、久々に秤と2匹を両端に吊るす天秤を使用しました(笑)。JB九州プロシリーズの第2戦と3戦は、久々の遠賀川です。(多分…)巻き物で頑張ります!2006. 3. 30 Data up春の釣り実家の前の土手では、土筆が顔を出し菜の花が咲き彩り、小さな春を感じた春分の日です。昼過ぎに地元の某ダム湖に重役出勤しましたが、旗日というのに3組のアングラーのみでした。人が少ないのは良い事ですが、あまりにも少ないのは何故でしょう?湖上に浮かび、早速お昼ご飯…本日はコンビニの筍ご飯…今が旬です!(笑)食事を済ませ、一気に下流域まで疾走してみました。増水のため、湖面には無数の流木がプカプカしていました。ダム湖の放水か、風が吹けば岸際に寄っていくのですが…ボートにヒットしては危険なので、細心の注意を払いながらの操船でした。教科書どおり北側に位置するワンドの北斜面のみをロングビルミノーで流しつつも、ショアラインの張り出し部分などの美味しそうな所では、テキサスリグで丁寧に探ってみました。バイトする水深が解れば、今後の展開が組み立てられるのだけど…と、試行錯誤しているとポツポツと冷たい雨が…。 一時、雨脚は強まり、10度程度あった気温は一気に降下し5度前後となりました。最悪の状況の中、『コツン!コツン!』 というメリハリのあるバイトを感じ、即アワセをくれてやると、久々にバス特有のトルクのあるファイトを堪能してハンドランディング!テキサスリグでキャッチした本日一匹目のバスは、実は今年の初バスなのです。このバスが比較的、シャローで喰ってきたのでロングビルミノーで押し通していると直ぐに、お腹が大きく肛門も赤くなったプリスポーンの綺麗なバスをキャッチ!続けざまに、3匹目もロングビルミノーで釣れました。一見、変化のないストレッチだとしても、水中ではスタンプや岩や立ち木などの変化が存在していて、それらにバスは就いているはずなので、その後もロングビルミノーを引き倒し、流木などの溜まりの部分では、テキサスリグをねじ込む釣りを展開してみました。今日はランディングネットを積んでいなかったので、全てハンドランディング。結果的には4匹キャッチしましたが、2匹もバラしてしまいました(涙)。しかも、バラしたのは全てボート際でした。今日の6匹全てに言えた事は、サイズのわりに強烈な引き応えであった事と、綺麗な魚だったという事です。産卵という一大イベントを前にスタミナを蓄積中!って感じでしたし、冬の間は釣り人に触られる事なく過ごしたので、鰭も口も傷ひとつない綺麗な魚体でした。ロングビルミノーで釣れたバスの口の中では、左右の顎の付け根部分にフロントとリアのフックが、それぞれ掛かっており、つまりはルアーを真横・丸呑み状態していた訳で、まさに食欲全開食い(笑)でした。そのほかに今日は凄い体験を2回もしました。それはロングビルミノーを、ワン・ツー・ポーズ、ワン・ツー・ポーズ…という一定のリズムでトゥイッチングして、ルアーにアクションを加えていた時の事です。ポーズの時に、何とも表現しがたい違和感を感じ…(それはバスの明確なバイトではないのですが、どことなくバイトっぽく…しかしながら明確ではないにしろ、手のひらがロッドからの違和感を感じるのです)…次のトゥイッチの「ワン」のアクションでは普通の抵抗がロッドから伝わってくるのですが、「ツー」の時には重くなっているのです。(ポーズ時の違和感がバイトなら、ポーズ後の「ワン」のアクションで抵抗を感じるはずです)この妙な体験の一回目を経験した直後に、当時のJBワールド戦に参戦していた某プロと釣行させていただいた時に聞いた言葉を思い出しました。『バスが僕のワームにバイトしようとしている、前あたり的な感覚が判る時があるんだ。それはワームの直前で半口開けてエラを動かせて、何かのタイミングでワームを吸い込んでやろうとしているバスの存在なんだろうけどね』…更に、そのような滑稽で非現実的な出来事は到底理解できず、『へぇ~、凄いっすねぇ』って軽く流してしまった記憶までもが思い出されました。(非常に失礼な対応でした…スミマセンでした)この言葉も踏まえての私の想像では、ポーズの時点でバスはルアー銜えようとしてルアーの直前にいて、次のワンのトゥイッチで目の前から離れてしまうルアーに対し口を使い、だからツーの時には重くなっているのではないかと考えました。普段、ロングビルミノーなどの巻き物系ではナイロンラインを使用するのですが、今日はフロロラインのスーパーFCスナイパー8lbを使用しました。高感度のロッドとラインという危険な組み合わせが、ルアー(獲物)を捕らえる本気モードのバスの鼓動を察してしまったのでしょうか?同じく2度目の時には、『おっ!これはバイトかな…』っていう感じで構える事ができ、なんなく対応しました。(この経験値はデカイ!と自己判断しています)貴重な体験をし、17時前には釣りを終え、正味4時間強で冷たい雨にも打たれましたが、春を意識した釣り方で、春を感じさせられるバスを釣る事ができ、満足のいく良い一日を過ごせたのでした。2005. 11. 28 Data up海の季節11月中旬、友人から届いたE-Mailに促され、今シーズンも夜の海に出撃して来ました。獲物の種類は… タチ魚?アジ?シーバス?…。正直、何が釣れているのか不明。要は調査も兼ねての釣行なのです。夕刻、KBIに集結し、準備の整ったボートより順じ某河口のスロープに向けて出発。順番にトレーラーを入れ、次々とアルミボートが汽水域の水面に浮かび、同時に夜間航行灯の赤・緑・白の三色も浮かび上がります。計4艇のアルミボートに、それぞれ一人ずつが乗り込み、いざ出船です。デッドスローで港湾内を出ると、スロットル全開!吸い込まれそうな不気味な暗い夜の海… ある種のスリルと背中合わせの数分間… 周囲に確認出来る数少ない灯りを頼りに目的地まで走ります。先客は一艇のみ…釣り人の少なさは釣れていない証拠なのでしょうか?エレキを降ろして魚探に映る魚の状況を観察してみるが、あまり良い感じではありません。そして何よりも、撃てども撃てども反応が無い事に対して、疲労感が蓄積されていくのです。疲労感がピークに達した頃、潮が止まった感じがあり海の上で夕飯としました。魚臭くない自分の手に少々ムカつきながら、コンビニ弁当を食しました。潮が引く方向で動き出した頃、バースのコンクリート柱で発生したヨレの部分でアジが釣れだしました。同時にタチ魚までもが釣れだしました。アジは20~25cmとまずまずの大きさでしたが、タチ魚の方は30~40cmと小型であり即、リリースですが結果的にはタチ魚が40~50匹も釣れ、この日の大漁魚種でした。そんな中で、40cmクラスの黒鯛が2匹混じり結果的には、この2匹がこの日の釣行を熱くさせてくれました。ロッドA/CP170X601S、リールはDaiwaのREGAL-S 1500iA (ABS機能搭載だけど、かなり安物&旧式のリールです)、ラインはSUNLINEのFCスナイパーBMSの3lbという組み合わせですから、この時点で私が熱くなった理由がお解かりいただけるでしょう。私自身も驚きでしたが、3lbのラインで40cmクラスの黒鯛が揚がるのですねぇ~…。しかもドラグ性能の悪いリールにもかかわらず、キッチリと上顎にフックアップし、危なげなくハンドランディングでキャッチしたのです。ロッドの張りのある柔軟性を褒めるべきか?ラインの強度を褒めるべきか?(笑) なにわともあれ、釣果の原動力の大半は道具の性能に違いない。その証拠に釣り方は至ってシンプル。2g前後のジグヘッドにレインのメバミートをセットしてキャストし、フォーリングでのバイトか、中層スイミングでのバイトで 『お魚ゲット!』なのです。ワームをミノーシェイプの少々大型のものにすると、良形のカサゴちゃんまでもが釣れる始末でした。釣果はアジが32匹、黒鯛が2匹、カサゴが3匹、タチ魚が全リリ-スでしたが40~50匹でした。他の3艇も、同じくらいの釣果であり4艇ともに大漁でありました(嬉)。帰る時には、超!魚臭い手が嫌になっていましたが、もっと嫌になったのは写真撮影の時に、黒鯛を無意識のうちにバス持ちしている自分でした(爆!)白い砂浜に眩しい真夏の太陽とビキニギャル… 巷の海の季節は過ぎ行きましたが、お魚釣りLoveの俺たちの海の季節は解禁されたばかりです。今年の海は何を恵んでくれる事でしょう…VAGABONDたちよ、いざ暗黒の海へ!!2005. 10. 31 Data upジャスト ミート!少々、秋めいてきた感じがあるものの、真夏を感じさせられる部分もありハッキリとしない時期です。今回はこのような時期(9月4日)に土師ダム(八千代湖)で開催されました理由ありな、チャプター広島の最終戦についてレポートします。まず、何故に理由ありなのか? 本来この大会は3月13日に開催予定の第1戦でした…。しかしながら大雪で大会は中止。予備日での開催となったわけですが、個人的にはどちらのシーズンであっても難しいと思います。なぜならば、前回のレポートでも記しましたが、土師ダムに浮かんだ回数は過去数年間でも片手で足りる回数であり、このレイクのポテンシャル把握は皆無に等しい状況ですし、お立ち台に立った成績優秀者のインタビューで得た基本的なインビジブルさえも確認していない状況なのですから…。つまりは目に見えるもの(シェードや魚)に対しての釣りが成立しない時期は『確実に釣る自信がない!』ということです。そこまで個人的に分析しておきながら、今回もノンプラクティスでの参戦とあらば 『本当にやる気があるのか?』と疑われそうですが、私をサポートしてくださっているスポンサー様方に失礼ですし、そんな気持ちは全く無い事を、あえて表しておきます。(これでも私の中での精一杯なのですから…勘弁して下さ~い)。ということで4時起床、1時間半のドライブで大会会場に到着し、ボートを降ろして準備に取りかかります。エレキ戦では12ftのVハルのアルミボートをカートップしての参戦なので、毎回この作業をこなします。ちなみに私のボートフィッシングの入り口はカートップでしたから、重労働な作業という認識は比較的薄いのですが、トレーラーに慣れてしまうと、その利便性が私の中で徐々にスタンダード化していき、カートップの作業が重労働化してきていますが、中国地方のチャプター参戦者は協力精神旺盛なので、互いに手伝い合い比較的楽に揚げ降ろししていると思います。話が逸れましたが、ボートを準備している最中に私が得た情報は、シャローの岸際に底もの系のベイトが多数確認できた事と、ショアラインでのバスの捕食行動でした。天候にも左右されるでしょうが、シャローとディープの2本立てで本日の戦略を構築していく事としました。勿論、この戦略の前提にはベイトフィッシュという大きなファクターが絡みます。タックルチェックと受付を済ませ、ミーティング…。ここで新しく設定された禁止エリアの説明を受け落胆しました。前戦において、シェードパターンでバスをキャッチしたエリアである人工生態礁に対してのキャストが全面禁止となったのです。今回もお世話になるやも知れないとしていただけにショックでした…。スタートしてみると、今回も多くの選手が上流目がけて移動していましたが私は上流には行かず、中~下流域で釣る事にしました。なぜなら、1戦欠場しているチャプター広島戦…。上位年間成績を望める訳も無く、来期の勉強の為に中~下流域のインビジブルを勉強しようという思いからでした。まず最初に入ったエリアは、噴水設備のある大きなワンドです。ここのエリアのシャローに対して、クランクベイトをメインに手返しの早い釣りを展開しつつ、気になるスポットに対してはジグヘッドなどを投入して、面の釣りと点の釣りを展開して行きました。途中、根掛かりを外しにショアラインに近づき、ルアーの掛かった冠水した植物に目を向けると沢山の筋エビが就いていましたし、ベイトも豊富に存在しており驚きました。なのに、シャローエリアでは反応が無く、今日はディープかな?という気になり、岬周りでは魚探を凝視してベイトが映ればメタルジグを投入してみましたが、結果的にはこの日、この釣りは成立しませんでした(笑)。そんな中で、一番ハマったのはネコリグです。しかも冠水した植物がありベイトが留まる条件があるスポットです。私がバスをキャッチした具体的なエリアは、競技エリアの最下流域であり比較的急深です。ショアラインが崩れ一緒に冠水してしまった植物を目標にキャストして、フォール中にバイトを得るという釣りです。バスは冠水した植物に就いているベイトを捕食しようと、虎視眈々と待ち伏せていたと思われます…。まさに食物連鎖が成立しているエリアでした。この釣りでキロUP 1匹と、900gクラスを1匹キャッチしました。ここに辿り着くまでにかなりの時間を要し、今回も2匹で終わるんかい?!って、いう嫌な予感と背中合わせに似たようなエリアをチェックして廻りました。天候は徐々に下降気味であり、時折、雨粒が落ちてくる状況。そうなるとバスはシャローに高確率で刺してくると確信し、本日まだ入っていないエリアであるスロープよりも上流域のシャローへ入ってみました。ここに来て雨脚は少々強くなり、ゴミ留めフェンスの際のシャロー付近ではベイトフィッシュの存在が確認でき、距離をおいてのキャストを実行したかったのでジグヘッドワッキーをキャストしました。幸運にも数投目でラインが横に走り、キッチリ合わせを決め、ファイト開始! シャローゆえ潜りはしないが、周辺の障害物が気になり、それらに巻かれないように少々強引なファイト。ロッドはA/CP 210 X 661、ラインはシューター目探5lbにECOリーダー 6lbという組み合わせです。800gクラスのバスを、終了30分を切ったところでキャッチし、雨脚にも後押しされサッサと帰着申請しウエイインしました。3匹ペナなしで3,128g。年間順位争いには全然関係ない身ゆえに、大人しくしておこうと思っていましたが、結果的には立派な刺客となっていました(爆)表彰式では一番高い所に立てました… 今季2度目の優勝です!年間成績の方は12位まで跳ね上がりましたが、年間優勝争奪戦には影響を与える事無く(本当か?)最終戦が始まる前のままの順位で終わっていました。今回はジャスト3匹のウエイインでしたが、高次元で確立されたロッドバランスにおいて狙い通りの「ポイントにルアーを正確に送り込む」・「魅了的なアクションをロッドも駆使して演出する」・「ロッドの高感度で根掛かりを事前に回避、時には故意に掛けて外し、バスのバイトを的確に感知する」・「ロッドの持つパワーを、ラインを通じてありのままフックポイントの一点に集中させてバスの上顎を貫通させる」・「必死の抵抗を見せる野性に対し、人類のテクノロジーの集合体のひとつであるアクションロッドで柔軟に対応し野生を手中に収める」。単純ではあるが、貴重な一匹を手中に収めるまでの大切なひとつひとつの工程です。今回、この工程を完璧にこなした故に、3回の数少ないバイトを活かせたと言っても過言ではないと思いますし、今年に入り練習回数が極端に減少したにもかかわらず、この成績が残せた影にはロッドの性能などにも大きく助けられていると自負しています。何かの折、アクションロッドを手にする機会があれば、その性能を是非堪能してみて下さい!2005. 9. 8 Data upThe Power Finesseうだる暑さが連日続く8月7日、減水のため延期となっていた 「広島チャプター 第5戦 バリバスCUP 」が土師ダムで開催されました。土師ダムに入るのは今期初です。昨年来から一度も入らず、ぶっつけ本番とは本当にやる気があるのか?(笑)。しかしながら他から情報を入れずに、自分が持っている技量と知力と経験を最大限に発揮し、慣れないフィールドで釣るっていうのも面白い企画ではないでしょうか?で、ノンプラの僕が考えた2つの戦略…其の壱!『バックウォーターに突撃!』其の弐!『水通しの良いシェード!』ということでありますが、スタートしてみると皆さん狭きバックウォーターに突進していきます。「これはマズイ…」と思い、プレッシャーの少ない戦略其の弐を選択しました。私が向かったのは人工生態礁と言われているもので、浮力帯で囲われたイケス(?)のようなものです。浮力帯の上には草が茂り、垂れ下がったそれらも水面付近でシェードを作っています。水通しに関しては少々ワンド内の奥側に位置し、ベストとは言い難いものの近くに水質循環装置を兼ねた噴水装置があり、これが起動すれば水の動きが良くなるはずです。早速、ワッキーセッティングのノーシンカー(ZAGY 3in.)をキャストしましたが、さすがに軽すぎて上手にキャストできません。1/16ozのネイルシンカーをねじ込みセッティング完了!フックはワイヤーガード仕様だしカバー対策は万全です。シェードの面積は狭く、キャストしても浮力帯の際に打ち込まないと意味がありません。しかし、ローカル・ルールでは人口生態礁から10m以上離れないといけないのでキャストの精度は飛躍的に悪くなります。そこで私が使用したロッドはTYPE 2= Power Finesse Rod 6.6 ft植物などを断ち切るのは得意です。遠慮せずに浮力帯の植物の中にブチ込んで、ティップで小刻みにカットしてワームをポトリと浮力帯の際のシェード落とします。あとはフリーフォールでバイトを待つのみです。この釣りでの一匹目は見事なキロ・フィッシュ!フックポイントは、キッチリと上顎を貫通していて改めてロッドのパワーを痛感しました。ファイト中のロッドは硬いわりには、バスの動きに対応する私のロッドワークに素直に追従し、意外と柔軟性があったのも驚きました。この調子ですぐに2匹目もキャッチ。ところが次第に風が出てきてノーシンカーでの釣りが難しくなり移動を決意。一発逆転も考え、あと一匹釣ればOKの状況だったので上流域に向かいました。しかしながら、このエリアはハイ・プレッシャー化しており、淋しい結末となりました。あと1匹を釣ることが出来ず、涙の検量。結果は2匹のウエイトで1,529gの8位…。あと200gあればお立ち台でした。前回のプロ戦から、どうもツキに見放されています。このまま落ちていくだけなのか???なんとしてでも歯止めをかけたいところです。2005. 8. 20 Data up驚きの結末…7月31日にJBウェスタン旭川ダム第2戦JB CUPが開催されました。旭川ダムに来るのは前回の大会 (5月22日)以来…(やる気があるのか?余裕をぶっこいているのか?…(笑) 単純に時間がないだけです)。今回も予定どおり前日プラに朝から入りました。エリアに関してのルールに少々変更点があったので、まずはチェックも兼ねて最下流まで走り気になるエリアを釣ってみました。事前情報では、数週間前は西川ワンドで金太郎飴状態の数釣りフィーバーだと聞いていましたが、完全に終わっていました。しかしながら進入開放された小森ワンドでは小型のミノーで300~400gのバスが釣れる状況でしたが、パンチに欠けるパターン。下流域はパッとしないしスローエリアで時間を潰すのは無駄なので、下ったとしても中流域という判断をしました。明日の本番で一番熱いのはメインの流れ込みの最上流部だと解っていましたが、狭いエリアに何艇入れるか? フライト順もあるし… そんな事を考え、バッサリ切り捨てるエリアと判断しましたが、入る隙があれば… とも考えました。基本的な知識ですが、暑い時期はバックウォーター! 流れの中・流れのヨレにルアーを流し込めば Good Size が入れ食い!(笑) その証拠に沢山の選手がバックウォーターでプラしていました。一夜明け、大会当日の朝タックルチェックを済ませ、大会本部が開会式に入ろうとした時にバケツをひっくり返したかのような雷雨!この雷雨により、開始時間が30分程度遅れました…。そしてこの雷雨は思わぬ展開の引き金でもありました。10艇ずつのスタートですが皆さんメインの上流域へと向かっていました。今回のフライトは1番からだったので30番台の私は早い方のスタートでしたが、既に上流域は満員御礼状態でした。スロープよりもやや上流域まで釣ってみましたが、バイトはなく徐々に濁りと流れが強くなり下流への移動を決意。しかし、この濁りと流れはバスを引き付ける要因になりそうな気がしたのでエンジンでの大きな移動ではなく、エレキで流しながらクランキングしつつの移動です。ルアーはノーマンルアーの DD-22…  2003年、ここで開催されたJB II 戦で準優勝した時のキッカー・ゲッターとなった廃盤カラーのルアーです。予感的中か? 気になるファーストベンドの水深3m付近のブレイクで600g後半のファーストフィッシュをキャッチ。クランクベイトというルアーは、バスに対して馴れ易いルアーのひとつであるので船首を上流に向け、右な斜め前(ショアライン)にキャストしてリーリング… キャストの度に少しずつ下流へ下がりトレースラインを変えて攻め、そして上流へとエレキを使用して上がっていく… しばらくの間この様な動きを繰り返してみました。2匹目、同サイズをキャッチし間髪いれずに3匹目・4匹目と釣れましたが、いずれも 600g 後半で4匹目に関しては既にキープしているバスとどちらをリリースしようか迷いました。この釣りでは 700g が3匹で合計 2100g という計算になり、勝てる数字ではない…。このエリアも濁りと流れが次第に強くなりだしたので更に下流へと出移動を決意しました。採石場前… セカンドベンドでは入れ替えできないサイズのバスが 2匹ヒット! サイズはともかく、この釣り (クランキング) は正解パターンのひとつと確信。更に下ってスロー航行エリア (通称:お婆ちゃんロープ) を抜け、すぐ先にあるハンプを攻めてみました。ここではクランクベイトには反応がなく、ラバージグにヒットしてきましたがサイズに不満が残りました。しかしながら「カンっ!」っていう感じの明確なバイトを得られ、釣っていて気持ちの良いエリア… ここのエリアでしばらく粘りました。というのも少し下流にファーストフィッシュをキャッチしたエリアに類似しているエリアがあり、そこには先行者が居たからです。言うまでもなく先行者が立ち去った後、すぐに入りました。ここは意外に急深。ショアラインと平行にボートポジションをとり、水深3m付近を意識して、DD-22 を根掛かり覚悟のボトムコンタクトをさせていたら「ゴツン!」って重たい感触が… A/CP 210 XX 663 が弧を描き引き込まれ、ドラグを即座に緩めてラインブレイクの未然防止策を講じ、バスの必死の抵抗に耐えつつ次の展開を考える! ピンと張ったラインが浮いてくる… 沖に泳いだバスが徐々に浮上してきた… 「デカイ!」赤いフックはガッチリと口に掛かっており、まずはひと安心。その後2~3度、強烈な突っ込みをしてくれたが無事にランディング!1500g クラスのNice One でした。これで2900g台のウェイトとなり,、正直、入賞を意識しましたが更なるウェイトアップを目指し釣り込みました。しかしながら濁りと流れは更に激しさを増し、帰着時間が近づき上流域(スタート地点付近)の選手の密度が高まった事もありフィッシングプレッシャーも更に高まり、その後バイトを得る事は出来ませんでした。果たして3年連続で旭川ダムでのプロシリーズに入賞なるか!?3匹ぺナなしのウェイトは2994g。3kgないが賞金と楯はいただいたって感じでした。…が!なんと!1位と2位が4kg台、3位から10位までが3kg台で私の順位は11位(涙)「あと100gあれば…」 結果的に賞金も楯もなく、いわゆる以下同文ってやつでした… 残念~!2005. 7. 29 Data upThe Perfect Game !!空梅雨?と囁かれていたのは事実です。しかしながら各地では記録的な大雨です。(本当に異常気象ですね)さて7月10日、弥栄湖チャプター第5戦(最終戦)は前日からの雨を引きずっての開催となりました。弥栄湖に訪れるのは前回の大会以来で、増水した湖面を見て驚きましたが非常に良い感じの水位でした。岸際のカバー(レイダウンや枝葉のある植物)に対しての水面の接し方が僕好み。『 今日は絶対にカバーの釣りもする! 』 と、この時点で決めてしまいました。フライトは第3(最終)フライト。とりあえず、サマーパターンなども気になるので小瀬川水系に入ってみました。小瀬川水系は硬い系の地形構成ゆえ、この雨で各所にドレンが入り込みます。そこを狙ってスモールラバージグをキャストし、GoodSizeをキャッチしようという作戦です。また、垂直岩盤や立ち木など急深なエリアと、他の変化があるのもこのエリアの特徴であり、夏を意識しているバスの付き場として申し分のないエリアと考えたからです。 が、結果的にはノンキーまたはギリキーパーの嵐!(40~50匹は釣れましたが、500gクラスが3匹で1500gって感じのウエイトであり、このエリアでウエイトUPさせる自信が私にはありませんでした(笑))。この時点で私の頭の中はカバー一色!(いったい何色なんだ?)になり、一気に美和エリアへと移動を開始したのです。朝からの雨は勢いを増し、水面では降り注ぐ大粒の雨が水柱を立てる始末です(ボートのデッキが綺麗になると思ったのは僕以外にもいるハズ) 。ビルジポンプ全快で雨水を汲みだしつつの移動でした。美和エリアは水澄まし2号南側の禁止エリアが解除となるショアラインから入りました。ロッドはA / CP 210 XX 664、ラインはシューター「目探」シャローの14 lb、リーダーはECOリーダー14 lb、ルアーはECOヘッド3/8oz自作の黒のラバージグにECO ブラッシュホッグのウォーターメロンシード。そして久々のカバー撃ち…。気分は昔夢中で見たビデオの某プロです(笑)。 キモはカバーの奥の奥! 拳大のスポットに音を立てずにジグを送り込みます。着水の寸前でロッドを少し立ててジグを静かに水面に置く感じ… これが静かな着水の奥義です。また地形的にエグレがある部分ではポイント的に尚Good!です。ジグのピックアップ中に次のスポットを探し、休む間もなく次々とテンポ良くジグを送り込んでいると、ロッドから 『 クンッ 』 というような振動を感じ、同時にカモフラージュカラーのラインが横に移動しました。すかさず後ろに身を反らす渾身のフッキング! 「根掛り?」と思わせるくらいに重いが、次の瞬間ロッドを引き戻されBig Oneと確信。カバーの奥から、どデカイ口と頭が覗いたのは良いが、枝が邪魔して手前に引き出せない… 激しく抵抗するバスとのファイトを継続しつつ次の展開を考えます。ボートを近づけてカバーの中にネットを突っ込みランディングに成功! 1kg以上の秤を持ってきてなかったのですが、余裕のキロフィッシュ。2kg以上の秤をくれぇ~!って感じでした(喜)。その後同じ攻め方を続け、数分後には再びキロオーバーのバスをキャッチ! このバスは比較的簡単にカバーから抜け出せました。この時点で確実に上位入賞を意識しましたが、万が一という事もあるので念を入れて更に撃ち込み、もう一匹釣りましたが、これは入れ替えには少々足らない重量でした。本来、ボートからのピッチングでは、A/CP 210 XX534 を多用するのですが、今回はカバーの奥の奥を正確に撃ち、バイトを得られたら邪魔しているカバーに負けにように、しっかりとフックポイントに力を作用させないといけません。そのためには少しでも大きなロッド・ストロークが必要となります。また、ジグが着水する寸前に少しロッドを立ててジグを置く感じで水面に接しないといけません。それらの作業を容易にこなす必要があることから今回は6.6ftのA/CP210 XX 664を選択しました。”665″でも良いのですが汎用性の高い”664″の方が個人的には好みであり、別に深い意味はありません(笑)。美和エリアでのカバーから引き出したバス2匹と、小瀬川水系のバス1匹でウェイイン。結果はペナなしの3匹の総重量 3,564g… 結果は優勝自分の中では、昨年のJBウエスタン旭川での優勝以来のパーフェクトな展開の試合でした。今期の弥栄湖チヤプターは仕事で一戦欠場していますが、今大会の優勝が効いたようで年間総合成績は6位となり、今年も中四国ブロック大会の出場権を手にしました。昨年はブロック大会の前日まで、出張で苫小牧でした。今年も前日まで静岡へ出張です。でも今年は県内の小野湖での開催であり、なんとか行けそうですがプラに入れそうにはありません。初出場・初優勝を飾った思い出のある小野湖でのBigGame… しかし、ここ3年以上立ち入ってない湖でプラなしでどこまで通用するか?乞うご期待!… と、その前に広島チャプターとJBウエスタン旭川が各2戦ずつと、KBIオープンがありました。こちらも頑張らなきゃ!さて、今期2枚目の楯。通算で3枚目の優勝楯。だんだんと楯のサイズが小さくなってきている事に気づき、少々複雑な気分な今日この頃… なのです。2005. 5. 28 Data up「 今年初めて使いました!(爆)」5月15日、弥栄湖チャプター第3戦サンラインCUPが、新緑眩しい弥栄湖で開催されました。前回お伝えした通り、弥栄湖チャプター第1戦はノーフィッシュ。以後、第2戦は仕事で欠場。広島チャプターに関しては第1戦が中止、第2戦はノーフィッシュ、第3戦は仕事で欠場と、ここ最近の状況は最悪です(涙)。今回はサポートしてくださっているサンラインの冠大会ですし、5月中旬になろうかと言うのに、今シーズンは未だにウェインバックを濡らしていないので、そろそろキッチリと釣っておかなきゃマズイかな…ということもあり、今回は前日プラに入りました。前日プラでは、美和エリアと小瀬川エリアをメインに、例の物の場所、数、状態を主体に観察してみました。短時間でサラッと見ただけでしたが、なかなか手強いような印象を受けました。ブリブリのメスを期待していたのですが、それらを目撃する事はなく数箇所のネストを実際に釣ってみましたが、最大で900g…3匹で2500gならOK!って感じでプラを終えました。あとは当日のフライト順次第です(笑)使用するタックルの準備では、やはりA/CP 170X601と601s、A/CP 210X661と662のスピニングタックルがメインになるという事もあり、スピニングリールのラインの巻き替え、ロッドとリールとの組み合わせとリグの選択を考えました。その中でもメインはジグヘッドとネコリグですから、ロッド選択には迷いが生じました…(今後、迷わない方法…もう一本購入!)当日の朝、会場に向かう道中から、朝一番に入りたいエリアが車窓から見えました。風もなく鏡の様な湖面でした。ボートとタックルのセッティングを終え、タックルチェックと受付を無事に済ませて、いよいよ開会式。前回の大会では、JB II のカテゴリーでパートナーだった大東さんが優勝していたので、彼の手によりフライト抽選です。そして見事に私のカラーを引き当て、第一フライトとなりました。(大東さんに感謝・感謝・感謝!)と言うのも私が狙っていたネストは本湖に出るまでの道中にあり、「目撃者多数」って感じのネストだったのです。予定どおりに狙っていたエリアに入り、比較的イージーに口を使わせる事に成功し、800g後半のオスをキャッチしました。次の目標エリアでは、釣られたのか(?)空になっていました。その次の目標では太陽の位置が悪く見えづらく、しかも自分の影がポイントに映り込むので時間を変えて入る事としました。アフターの回復バスの可能性もあり、ジョインテッド・アローを巻きながら目標のネストまで移動しては様子を伺い、あまり深追いしないように時間配分を気にしつつ釣ってみましたが、思うように口を使ってはくれませんでした。クリアーレイクだけに結構いじられているのでしょう…それなりに学習しているバスたちでした(笑)太陽の位置が気になるエリアに入りなおすと、のの数十分でバタバタと3匹キャッチできましたが2匹目と3匹目はどっちもどっちって感じで、どちらをリリースしようか悩みましたが、このバス(400gクラス)を入れ替えられるバスを釣れば問題ないじゃん!ってことで深く悩まずにリリースしました(笑) この時点で600g後半と400g前半と800g後半で1kg後半のウエイトでした。そして次のエリアでは500gクラスをキャッチし、問題の400gクラスを即リリースしましたが、現時点でのウエイトは2kg前後でした。こうなりゃ、この500gもリリースするように頑張らなきゃ!って事で少々遠いが、小瀬川筋まで勝負に出ました。残り僅かな時間で、居るか居ないか解らないポイントに時間をかけて行くのですから、本当に勝負ですよ!で、結果的には勝ちました。600後半のバスをキャッチし、500gクラスをリリースできましたから… これで2200gくらい(微妙~な数字です)。時間の余裕もないので、怪しいエリアではジョインテッド・アローを投入しつつ移動し、帰着申請しました。なぁ~んか皆さん釣れている感じ…でもウェインバックを使用したし~目標は達成ですね(笑) 結果は、3本ペナなしで2260gでした。そして、久々に大会役員によるタックルチェックを受けまして、これで入賞した事を確認できました。結果は4位入賞!今回はネストのオスで揃えたわけですが、ネストを専門で釣る人には理解出来るでしょうが、ルアーを瞬間的に吸い込む時の対応や、ルアーを意のままに操作する操作性というものは、そのロッドの性能に大きく左右される事がありますよね。私はアクションロッドに変えてからネストの釣りに自信が持てるようになりました。来年の今次期にこの事実を実感できるアングラーが増えている事を期待しています。2005. 3. 8 Data up「 撃!沈!」2月27日に弥栄湖チャプター第1戦、『 マーキュリーマリンジャパンCUP 』が開催されました。私にとって今季初の公式戦です。今回も例によってノンプラでの参戦。過去のデータからして水位の状況にも左右されますが、私の中でのこの時期の攻め方はズバリ! 美和エリアでシャッド!!。大会当日の朝、零度を若干下回る気温の中で久々に弥栄湖を見ましたが、平年並みの冬期と比較すると水は多い方でした(昨年の数多くの台風通過が効いているみたいです)。水位的には問題ないので美和エリアに入る事を、この時点で決定しました。本日のファーストフライトは赤。私のカードも赤であり、希望どおり美和エリアの上流域に一番に入れました。移動途中、シュークリームに振ってある粉砂糖のように、減水しているダム湖の斜面は薄っすらと残雪で白くなっている所もありました。ポイントに到着し、早速シャッドをキャストします。 ロッドは A/P 145 X 502、トゥイッチング・スペシャルです。岸から3m 程度にボートポジションを置き、岸と平行に移動しつつ、トゥイッチ&ポーズの連打を浴びせ続けました。数分後、他の選手がシラ~っと私の横を通り過ぎ、奥へと進んで行きました。次に見た時には、彼はすでにランディングの体勢に入っていました。(泣)『!!!』って感ですよねぇ~。だって数分後に、私のルアーを通すエリアだったのですから…。「朝から運が悪いよなぁ…」と、少々ヘコミました。そんな事にもメゲずに、トゥイッチ&ポーズの連打! そして、ポーズ後のトゥイッチに抵抗感ある感触が…「きた~ぁ !!!」「 Yes! Yes!」って感じでファイトしていると突然ゼロテンションに…「 あ~~~っ…バ、バレた~」(泣)。ショートバイト対応として、トラウト用のファインシャンク仕様のフックを使用したにもかかわらずバレたとなると、仕方ないと諦めはついたのですが、それにしても 悔しいものは悔しい!しかし、この攻め方は間違っていないと(自分を慰めるかのように勝手に)確信し、引き続きトゥイッチ&ポーズの連打です。…が、少し経ってから異変に気付きました。なんと、ガイドのリングが凍っているではありませんか!「こんなの久々~」って事で、ダム湖にロッドを突っ込んでジャブジャブしながらのキャストとなりました(笑)。バイトが遠のくと焦りも出てきて、気が付けば徐々にテンポが速くなっています。「こっ これはマズイ… とりあえず気を落ち着かせよう…」 と周りの選手の様子を少々観察する事に。すると隣の芝生はなんとやらで、「あそこも良さそうだなぁ…」と目移りし、他人の釣っているエリアが良く見えてしまい、逆効果になった感じです。はっきり言って、こんな時は完璧に精神面で負けている状態です。この状況を払拭し気分を一新する為にも、美和エリアの少々本湖よりに移動してみました。こちら側に移動してくるとダム湖の斜面は徐々に急勾配になってきます。岸際から3m 程度離れたエリアでも水深は8mくらいあったりします。ここでは主にダウンショットとジグヘッドを使用しましたが、スタンプや岩などの有無をポイントの選択肢の重要条件のひとつとして釣ってみました。勿論、私の好きなメタルジグも投入しましたが、このECO 認定のメタルジグはボディーバランスが悪く、エビになりやすいことが発覚しました。(そういった意味では、ホプキンスって完成度が高いんだなぁと感心)面の釣りから点への釣りへと変化し、魚を探している状況の段階である私にとって、効率は悪くなり、やはり焦る気持ちは抑えられず、釣りが雑になりがちであった事は承知していたが、こうなるとなかなか抑えられないのです。この部分がメンタル的な弱さであると思うのです。朝の一匹が悔やまれつつも、結果を出さなきゃならないゆえ、次の攻めを思案しつつ釣ってみましたが、制限時間は刻一刻と迫っていました。結果的にはライブウェルもウェインバックも汚さずに済んだが、魚釣りに来て魚臭くない手で帰る事ほど情けない事はないものです…(涙)この日は46人中28人がノーフィッシュ。上位選手の殆どが美和エリア…。そして使用ルアーはシャッド、ダウンショット、ジグヘッド…。これって、泣きっ面に蜂ですね。「なんで同じ事をしていて釣れないんだ?」って本当に悲しくなっちゃいました。今日はガイドのリングも凍ったけど、私の小さいハートも凍っちゃいましたよ。トホホ…2005. 2. 18 Data upたとえ寒くても …!今日も寒い湖上に出撃してみました。私を含めて6艇いましたが、昼過ぎには姿が見えなくなっていました…。さて、そんな状況下での釣りを報告します。道中、雪ダルマの残骸の様な固まりが路肩の所々点在する状況でした。10時頃の遅い出船でしたが冷たい風が強く、しかし風裏の北側エリアに入るとポカポカして気持ち良い状況でした。デカイ体力のあるバスを釣ろうと、エリアを変えながらシャローレンジをミノーやシャッドで釣ってみましたが、チェイスもなくバイトもなく… 気が付けば12時を過ぎていました。湖岸に船首を接岸させてのランチタイム!今回も毎度のラーメン&オムスビです。船上でお湯を沸かして熱々のラーメンをズルズルズル…。食後は熱々のコーヒーを猫舌で味わいながら、午後の計画を思案します。仮に釣れなくても日常生活では体験できない、この時間が意外と楽しくなってしまうのです(「釣果は二の次、極寒のボート上でのラーメンが最高じゃいね!」 と言う友人もいるくらいです)昼食後、午前中にチェックしたエリアで、ベイトの反応や地形の感じが良かったエリアを再度チェック。ルアーはテキサスリグをメインに5mよりも深いレンジをメインに釣ってみました。スタンプの点在するエリアでベイトの反応が強く出たので、メタルジグを投入し数回シャクっていると、フォール中にファーストバイト! しかし、スタンプに巻かれたのか、手元にはラインが何かに擦れているような 『 ギュギュギュ… 』 という粘っこくも微妙に引っ張られる感触が…。ボートポジションを変えつつ、外れることを期待してロッドを煽ってみたりテンションを緩めてみたりしてみましたが、状況の変化は見られず(切れる事を覚悟して)ラインを引っ張ってみました。ある時点で 『フッ』 と軽くなり、ブレイクしたラインを見てみると少々ささくれていて、岩で擦れてブレイクした感じとは明らかに違いました。余談ですが、皆さんはメタルジグを使う時にアクションロッドの、どのモデルを使用していますか?私はA/CP 210 XX 534を愛用しています。もっぱら使用するジグは 3/4 oz (根掛かり時にテンションフリーの状態にしたら、自重でポロリと外れる率が高いから)と、ヘビーウェイトを好んでいますので、バランスと操作性の良いロッドが必要不可欠なのです。当然、一日に何回もシャクるので少しでも疲れにくいセッティングが好まれます。(ちなみにボートを、一定の遅いスピードで流しながらラバージグなどをピッチングして攻める際にも、このロッドを愛用しています)メタルジグでバスをキャッチした事がないという方が意外に多いと、私は感じています。属に言われる 「 への字 」でベイトを映すタイプの魚探で、ベイトの群れの後ろに 「4 ( よん ) へぇ 」 くらい 「 への字 」 が映った際には、バスが4匹程度ベイトの群れを追尾している証拠です(笑)。この時には高確率でバスが釣れることでしょう…。是非とも試してみて下さい。意外と面白く、簡単ですよ!さて、メタルジグで獲物を逃がしたエリアから程近い、このダム湖の上流部と中流部の境目付近のアウトサイドベンド水深 7m 付近のテーブルフラット状のポイントにて、テキサスリグでようやく一本目のバスをキャッチ余裕のキロオーバーですが、少々 (?) スリムな感じでした。フラット部分からショルダー部分へとズル引き… その途中でスタンプやゴロタ石に軽く引っ掛けてはシェイクして外す… その繰り返しで誘いました。ロッドはA/CP 210 XX 664。 このロッドを一言で表現すれば、やはり 『 高感度』 です。ほど良い張りと 6.6 ft という長さが、高確率でハングオフカッティングを可能にするのです。この後、この付近を集中的に釣ってみましたが、残念ながら良い反応は得られませんでした…。久々の釣りに納得が行かず、そしてこの先、諸事情で当分の間、釣りに行かれない可能性もあり「今日は釣りこむぞ!」 と、朝から決めてかかっていたので17時過ぎにボートを揚げ、海へと向うのでした…。途中、KBIに用事があったので立ち寄り、社長に海に行く旨を伝えたら「波浪警報が出ているから釣りにならんぞ」と言われ、夜の部を断念したのでありました。(涙) ボートでの夜の海への釣行は、まだまだ初心者レベル… ここは大先輩の貴重なアドバイスを受け入れて自分の経験値の糧にするのです。これも安全で楽しい釣りを踏まえた上での上達法のひとつだと、個人的には認識していますから…。次回は「トーナメントの模様」となるかもしれません。いよいよ本格的にシーズンインです。 暗いニュースもありますが、バス釣りの明るい未来目指して一致団結! がんばろー!!2005. 1. 31 Data up冬の湖上には…三寒四温を繰り返し、徐々に春へと移行していくと言われていますが、今日は三寒四温で言うところの四温であったと思います。明日から寒冷前線が南下して寒くなるらしく、プルプル震える毎日を送らなきゃならんと思うと、かなりブルーです…。体調管理には万全を尽くしましょう!さて、今日は会社の後輩を連れて菅野湖に浮かんでみました。土曜日というのに釣り人は我々の他に一艇のみ…ポカポカ陽気に誘われたのは我々だけなのか?と思っていたら天候は15時頃から急降下! 17時過ぎには雨となっていた…なるほど、皆さん天気予報を信用したのか?…と言うことにしておこう。下流スロープから出発して一気に上流まで駆け上がり、減水したダム湖の露出した斜面の傾斜角を参考にキャストするルアーのセレクトをしつつ釣ってみました。上流域では5mレンジにベイトの反応が強く、5m前後をメインに釣ってみると早速ダウンショットに反応がありました。バイトの後、スグにラインが横方向に走り出したので、数匹の群れで回遊しているバスだったのでしょうか? フックアップ後、たいした抵抗もしない、おとなしい感じのファイトでしたが、徐々にパワーアップしていき満足度100点のファイトをしてくれた今年の初バスくんでした。ロッドは A/CP 170 X 601S、ラインはシューター目探4 lb …。毎回思うのですが、ソリッドのロッドなのに良い感じでフックが上顎を貫いています。やはりそのへんの、腰の抜けた三流ロッドとは違いますね!更なる獲物を求めて試行錯誤していると、あっと言う間にお昼。お楽しみの(?)ラ~ンチ・タ~イム!風を避けるためにクリークに入って船上で湯を沸かし、寒風吹き荒れる湖上で大自然の猛威に対してのささやかな抵抗をするのであります。お湯がグツグツと煮立ったらカップラーメンに注ぎ、熱々のひと時を過ごすのです。(湖上で湯沸しする際は、安定感のあるボートがオススメです) 熱々のコーヒーも飲んで、充填完了!寒風を切り裂き移動を繰り返し、冬のバスを探します。2匹目はテキサスリグでキャッチ! 微かな前アタリが2回程度あり「あれあれっ?」って感じのバイトでしたが、これまた良いところにフックアップしていました。ロッドはA/CP 210 XX 664、ラインはシューター12 lb。数回の激しいジャンプで抵抗しましたが、ものの数分で手中に納まりました。本日の釣果はこの2匹でしたが、どちらも鰭がピンとしていて綺麗な魚体でした。また、寒い湖上では熱い食品が最高!! 冬の湖上には湯沸しセット&ラーメン…。これで体の中から温めて綺麗なバスとの出会いを頑張って探しましょう!2005. 1. 23 Data up太刀魚はどこだ !?1月10 日の爆釣を期に、 『 忍 』 の更なるポテンシャルを引き出すべく出撃してみた。5艇のアルミボート、総勢11人での釣行である。今回、 『 忍 』 に施す主な内容は、フックのサイズアップによる沈降速度の増速、およびそれに伴うルアー誘泳アクションの変化ワイヤーリーダー使用による前記二項に対する変化である。沖に出てみると数隻の漁船がコンクリート柱に付いていた。先に出撃していた仲間の2艇に接近して釣果を聞くと、シーバス1本のみとの返答が…太刀魚はどこだ!?前回の有力ポイントをチェックするも反応なし…ピ~ンチ…。釣り方を変えてみようと、ジグヘッドをチョイス。ロッドは A/CP 210 X 662、ラインは SUNLINE POWER ROCK 6 lb、1/8 oz のジグヘッドにミノーシェイプなワームをセットして、コンクリート柱の間にルアーを投入し、水深10数メートルのボトムまで落とす。ズル引き&スイミングをさせると 「カンッ!」という小気味の良いバイト! 根に入られると困るので一気に巻き上げると、カサゴちゃん??? 大きさの割りにその発達した鰭が大きな抵抗を発生させるのか、なかなかの釣り応えがある。「今日はこれで遊ばさせてもらおう」という事で急遽、予定変更!(笑)コンクリート柱をメインにジグヘッドを投入して行き、4匹のカサゴをCatch!同船者の渡辺くんも2匹 Catch!同行した他の艇と近づいた時に情報交換すると、やはり太刀魚は皆無であり、その代わりに同じくカサゴ、アジ、メバルをCatchしていた。とりあえず5艇全てが魚を釣っていた。今回は、A/CP 210 X 662 をメインに使用してみたが、カサゴに対しては余裕のファイト。それよりもボトムのストラクチャーに対して、どうであるのかが理解でき、対処できたので面白かった。バスでもそうだが、釣っていて 「根掛かりしそう…」って感じた経験はあるだろうか? ( ない方は ACTION ROD を持ってフィールドで修行して下さい) また、その感性がグレードアップしていくと 「根掛かりしそうだけど、これは大丈夫」とか「これはマズイぞ」っていうのが解ってくるはずです。今回の釣行では何が沈んでいるか理解不能な海の中に対して、それが高確率で実践でき、ルアーをロストする回数は非常に少なかった。情報の感知と早期回避…この言葉の意味するところは、高感度である事。そして、弾く張り具合とブランクスのバランスという部分に集約されると思う。そして、ルアーとロッド間に存在するラインにも大きな使命があり、今回のライン選択では、暗い海上で遮るものがなく、強風も考えられる事から、操作性重視でナイロンラインをチョイスした。リールスプールでの糸ヨレなどのトラブルは、暗い海上では付きものであり、それが致命傷となる事も昼間と比較して高確率である。また、このラインはTRPという三層構造の特殊コーティングを施してあり、根ズレに強いのも選択理由のひとつ。ロッドとラインに対してのポテンシャルというか、ウンチクは良しとして…今回のテーマであった 『 忍 』 のあれこれは、釣り人の悲しい性が邪魔をして、釣れない魚釣りよりも釣れる魚釣り、釣ってはいけないと解ってても、そこにお魚さんがいたら「待て」が出来ずに、堪らず釣っちゃう魚釣りを実践してしまい、気が付けばタイムアップ!…という事で、次回持ち越しの課題とした。(こんなので、ええんかい? 笑)何かが釣れる海…何が釣れるか解らない海… この冬、ますます海に♪♪♪です。2005. 1. 18 Data up『 太刀魚 』本格的な冬将軍の到来。しかしながら、ここ最近の地球環境は「異常気象」の四文字で表現されるが如く、とにかく 「変!」であります。魚の釣れ方にも多少のズレが生じているのでしょうか?  1月10日、久々に朝から県内の某ダム湖でバス釣り… そして暗くなってからは、瀬戸内海でタチウオ釣り。勿論、ボートは淡水でも海水でも同一の大型アルミボートです。メンバーはKBI 社長の河谷さんと従業員の米山さん、カリスマ美容師 (?) 美容室LOCO 店主シンイチロウの4人。某所よりランチングして出船、某発電所の大型船専用接岸バースにて釣り開始!一投目から河谷さんのアクションロッド「A/F 210 X 662Zが弧を描き、1分もしないうちにボート上にシルバーの美しい魚体が…。 背びれはオーロラを思い起こさせるかのように艶かしくも美しくヒラヒラとウェーブ。しかしながら頭の方は「出たな化け物!」ばりの怪獣顔…。 このギャップは、なんなんでしょう? (笑)。 続けて二投目、三投目と、まさに入れパク状態。開始早々「もう、飽きた…」の声が…。対象魚をアジに変更しようとライトジグヘッドを投入する河谷社長。フォール中に「ゴン… ゴツン!」とバイトがあり、次の瞬間にはロッドが曲がっている状態。デッキには怪獣、一匹追加。 まさに何をやっても「太刀魚!」って感じでした。この日の太刀魚は表層から中層と、幅広いレンジで確認されており、なおかつ高活性でありまして、水面ではボイルするシーンも見られました。これを見た瞬間に「チャ~ンス!」とばかりに 『 忍 』 をキャストしてみると、答えは数投目に出ました。A/P 145 X 502をグングンと絞り込み、右へ手前へ必死の抵抗をみせる。ラインはサンラインのCAST AWAY 6 lb。太刀魚相手に6 lb は細く、弱いのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、問題なし! ルアーに対して直結なので、例え何 lbでも太刀魚の歯で切られる時は一緒です。ならば細いラインで、ドラグを鳴らしてスリリングなゲームをしようではありませんか!(ちなみにこの日、河谷社長は4 lbで太刀魚をキャッチ。ロッドは勿論アクションロッド)ロッドをあえてポケットシリーズにした理由は、ボートフィッシングであり、ロングキャストの必要性がない事 (とは言え、忍は1/2 ozオーバー… 良く飛びます) 、バースのコンクリート構造物の柱の間や水面上との僅かな隙間にルアーを入れ込むシーンもある事、そして何と言っても暗い夜のボート上での取り回しの良さ( 操作性 )であります。また、トゥイッチなどのロッドアクションに対し、ロッドティプやロッドガイドがボートに接触しないというのもショートロッドの強みでしょうか…。『忍』に関しては、これといった特殊な使い方をする事もなく、ただ巻きやトゥイッチのみでOK! 比較的イージーです。カラーに関して、今回はグリーン・グリッターとラージマウス・バスと派手なカラーではなく、どちらかと言えナチュラル系 & 地味系であり、この事から証言できる事実は 『 忍 』 が暗い海の中で、いかに存在感ある水流を起こし魚に対してキッチリとアピールしているかという事です。最近、” 波動系 “という言葉を耳にしますが 『 忍 』 もまた、この言葉がマッチするルアーではないでしょうか?写真の 『 忍 』 は痛々しい姿となってしまいました…。太刀魚の無数の歯型、そして破壊した下顎はバースのコンクリート柱にぶつけて折損したと思われますが、普通こうなるとクラックなどを生じ、そこから浸水してルアーとしての機能を損なうのが普通ですが『忍』 は違いました。この日の釣果は約2時間で30数匹と、入れ食い。タコもGetしたし…(暗闇の中、浮遊する物体を掛けるとタコでした)、あまりにも釣れるので途中、このパターンに飽きてきて他の事をしてみたりと、余裕をブチかましての釣果だけに、真剣に釣り続けていたら更に多くの釣果が得られたでしょう。皆さんもバス用のルアーって言う規制概念の殻を破り、ソルトウォーターの魚たちにも使用してみて下さい。新しい世界と発見が待っているはずです。2004. 9. 2 Data upその日、旭川ダムで一番高い所に…ジョインテッドアローで感動した次の日、仕事を終えた私は国道2号線を走り、深夜の岡山県の旭川ダムに到着。今回もプラなし…。ダムの水位、バスのコンディション、何もかもが不明でした。夜が明けてダム湖を見ると一応に水はありました。瀬来プロの入れてくれた熱々のコーヒーを頂きながら、前日の様子を聞かせてもらい、タックルチェックを済ませて受付に。今回は抜き打ちのチェックと言う事で信号紅炎をチェックされました。ミーティングを終え、各々の愛艇に乗りエンジンを始動してスタートを待ちます。混合ガソリンが燃焼する独特の匂い… 朝靄の中、張り詰めた空気に緊張感が走ります。何度体験しても飽きない、心地良い緊張感と何とも言えない気分… トーナメンターのみが知っている感覚ではないでしょうか? スタートして予定どおり、西川のワンドに入りました。このエリアは広大なシャローフラットとリバーチャネルと大きなカーブを併せ持つエリアであり、アフターや回復したバスが居るのでは?と思われました。今大会はECO大会でしたので、ジョインテッドアロー(大型木製疑似餌)は完全エコロジールアー。これで一発、決めてやる!と意気込んでのキャスト。ショアラインを流しながらエリア一帯をチェックしましたが、何も起きません。何か違うのか?… と思いつつ周りを観察すると、ネストを釣っているような様子の選手が多い事に気付き、チェックすると… 在りました! ジョインテッドアローは一時お休みで、A/CP 170 X 601S ・ A/CP 170 X 601 ・ A/CP 210 X 661のライトリグロッド3兄弟の出番です。三男 『601S』と次男 『601』はともに不発に終わり、最終的にジグヘッドをリグっている長男『661』に待望のバイトが!!ネストを構えていた所はテトラポットの一角で、周辺はコンクリートの壁、角、隙間… 4 lbのラインと6 lbのECOリーダーが耐えられるのか? シューター目探を信じて少々強引にファイトを展開して、お恥かしながら今期初の旭川バス(500g)をキャッチしたのです。その後、放水している様子の下流域が気になるので移動しました。水は明らかに動いていて、ショアライン沿いにはベイトフィッシュも確認できました。これはチャンス!と思い、ショアラインと平行にジョインテッドアローをキャストしながら移動してみました。すると良いサイズのバスがチェイスしてきましたが、反転されました…。「悔しいぃ~!」の一言に尽きますが、この釣りも「あり」という事で次を期待して投げ続けましたが反応なし。しかし私のボートは徐々に、昨年のJBII最終戦で準優勝したグレートなエリアに近づいていました。ドキドキしたものの何も起こりません。しかしベイトフィッシュを目視出来るし、魚探にもベイトフィッシュの反応があります。攻め方を変えてみようと、ネコリグを投入。するとスグに300gクラスのバスが釣れました。「やはり居る!」そう確信した私は、ここのエリア一帯で釣る事にしました。そして11時過ぎにドラマは起こりました!水深3m付近で、フォール後の「コツン」という大型サイズ独特の小さなアタリを 『A/CP 170 X 601』 は逃す事無く明確に伝えてくれました。スイープに大きく合わせると、かなりの重さを感じると共に抵抗力を感じ始め、間もなくそれはトルクフルな泳力へと変化し、容赦なく抵抗するバスは確実にNiceOneです!このワガママ次男坊A/CP 170 X 601は、左右・下へと瞬時に変化するテンションに対し素早く忠実に反応しバスのパワーを吸収、ライトラインへの負荷の軽減とバスの体力を消耗する役割を確実に実行していました。ラインが徐々に浮いてきたのが見えました。「ジャンプする!」 ラインテンションを保ちつつリアデッキに走り、膝をついて低い姿勢をとりロッドティップを水中に入れた瞬間、勢いのある綺麗なジャンプ! 「でっかっっ!」思わず声を出した事を記憶しています。そのバスは徐々に弱っているものの、最後の最後まで抵抗し続けましたが、無事にネットインしてリアデッキに揚げた瞬間、ギャラリーからどよめきが湧きました。私は、リアデッキに両膝ついたままの姿勢で小さくガッツポーズ! フックを外しフック呑みのチェックをして秤にぶら下げると1550gを表示しました。ライブウェルに入れ、リグり直す指先が震えました…。大きく深呼吸して確実にリグり直し、急いで再投入。昨年もそうでしたが、このエリアでは数匹群れているようで、何匹か連続で釣れるのです。リミットメイクしたものの、300gは絶対に入れ替えたいところ…。そして10数分後に、2度目のドラマが起こるのです!先程よりも丁寧に時間をかけてのシェイキング… すると先程と似たようなバイトが! ゴング代わりの大きなストロークのスイープフッキングで、第二ラウンドの開始です。このバスはジャンプする事無く、しかし右往左往してくれて気の抜けない時間を過ごしました。ドラグの微調整をしながら強烈な突進をかわし、数分間のファイトの終了を告げるネットイン。 「勝った!」と思いましたが、何が起こるか解らないのが勝負の世界…ここでは謙虚に「よっしゃ~!」と声にしました。秤に掛けると、1050gでした。300gと入れ替え、これで私の秤でのトータルウエイトは3100g! 昨年の最終戦で、私と大東プロは半ば優勝を意識して帰着しましたが、更に上を行くペアが居て苦汁をなめました。ですが、今回ここまできてまた2位と言うのは納得イカン! 残り少ない時間で帰着場所に移動しつつ似たようなエリアに入っては、ジョインテッドアローで反応を見つつ、ネコリグを投入して行きました。しかし、無情にも時間というものは平等かつ正確に時を刻みます…。ぺナなし三匹の総重量 3.174g帰着申請を済ませ、自称3kg越が他にも居ると聞かされました。私の持ち込んだ3匹の総重量は3174g。ネストで釣った500gのバスを入れ替え800gまで持ち上げられたなら、安心して臨めたウエインだと感じました。大会スタッフが最終タックルチェックに来られた時、5位以内の入賞を確信しました。そしてお待ちかねの順位発表。5位からの重量と名前をコールされていく… 緊張の一瞬。2位の重量と選手名がコールされた瞬間、勝利が確信へと変化した瞬間でもありました。2位、3位の選手との差は僅かに100gちょっとでした。お立ち台インタビューでは、仲間内の皆さんが期待されていました暴言を吐く事も無く(笑)淡々と、この日の状況、エリア、タックルについてのトークをしました。昨年の2位に続き、プロ戦で初の優勝JBウエスタン 旭川ダム Aシリーズ第3戦 「JB」CUPしかし、今シーズン第2戦まではNo Fish…。果たして、どのくらいの実力レベルなのか?かなりの疑問も残る部分もあります(爆笑)。贅沢言わせて貰えばジョインテッドアローで一匹釣りたかった!でも、このルアーのお陰で、広大なレイクでバスの居るエリアをある程度の範囲まで絞ることが出来たようなものです。このルアーと出会っていなかったら、今回の私の行動パーターンは別物であり、今回の優勝は無かった事でしょう。2004. 7. 31 Data up秘密兵器現る!昨年末にVAGABONDとWATERHOUSEを訪ね、小栗社長とビルダーの中西さんと再会しました。工房では中西さんが、分厚いお魚カラー図鑑を見ながらジョインテッドアローを塗装。職人が魂の一部を吹き込んでいる瞬間でした。あれから約半年の歳月を経て、ようやく私はジョインテッドアローを“KBI” で購入する事が出来ました。その数日後のお昼過ぎに、ルンルン気分で地元のダム湖に出撃!!その日も多くのアングラーで賑わっていましたが、入れ替わりでどうにか駐車できました。引き上げる方に釣果を訪ねると良い反応ではありませんでした。出船して有力ポイントをチェックするも、反応はイマイチ…「やはり、コイツの出番か…」。久々にマシンガンキャストの30lbをノットする。 ありえないであろうが、何が起こってもおかしくないこの世の中… 念の為、ジョインテッドアローのフックのバーブをプライヤーで潰す…「なんでか?」それはラインブレイクしてルアーを持っていかれても、回収できる可能性がUPするから(笑)。セコイだなんて思わないで下さいよ!(笑)ロッドはシリーズ中、最上級ストロングモデルのA/CP 210 XX 665。リールは久々にABUの4501 Cを使いました(やっぱりパワーゲームにはABUでしょ!)。キャスト時のラインが放出していく時の音、クラッチを入り切りしたときの音、機械的な感触、これら全てがABUらしさを感じさせてくれます。完全最強強力タックルで挑んだ第一投目。ド派手な着水音と水飛泡! リールを巻くと、カクカク、ヘロヘロと泳ぐその様はいかにも魚ですし、美しく施されている塗装が更にリアル感をUPさせてくれます。リーリング速度、ロッド角、トゥイッチ等、変化を加えてルアーの泳ぎを観察してみました。果たして、どの泳ぎがバスに対して有効なのか?(魚に聞かないと解らないでしょうが…)そんな事あんな事をしていたら、「ボフッ!!!」という液体と気体が混ざった鈍い音が! 「ルアーが無い」 手元に生命感ある重さを感じたので、素早く合わせるとトルクフルな感触に変化。「こりゃ~デカイ!」そう確信した瞬間、獲物がジャンプ! いやいや、久々の大物…弱るまでジックリと楽しませてもらいました。無事にランディングしてみると、アフターのバスでした。重量は1900gでしたが、長さがあるので久々に計測…55cm…自己タイ記録ではないですか!恐るべし! ジョインテッドアロー!!ジョインテッドアローの初獲物が50UP!! こりゃ、凄い!っていうことで、この付近のエリアのショアラインをチェックしてみました。すると次から次へと、30~40cmクラスが湧いてくるではありませんか! レイダウンの影、オーバーハングの影、橋脚付近から、バスがルアーに突進してくる様がモロに見えるのです。その光景は非常にエキサイトなものでした。このサイズが入れ食いになりました!プラなしのJB戦で、秘策を求めていた私に大きな秘策が誕生しました。アフターの回復傾向のバスを、このルアーで拾い釣りする作戦です。巻き物系なので、スピーディーに広範囲をサーチ出来るのでプラなしの大会に、とても有効的です。思わぬ秘密兵器と秘策の誕生に、笑みを浮かべてしまった一日でした。JA初獲物が自己タイ記録の55cm!↑2004年 アメリカ釣行の↑レポートはこちら▲BACK