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振動特性の対比に関する報告 アクションロッドの特徴と従来品との違い

実証実験の結果報告をする前に、この実験に使用した 当社「Action Rod」と他社製品の構造の違いについて説明します。

高感度を追求するアクションロッドではまず感度を最大限に高める為、ブランクシャフトに金属製スリーブを取り付け、そのスリーブをリールシート先端部に填め込む事により、ロッドとグリップを金属同士で隙間無く固定しています。金属スリーブによりリールシートと一点支持され完全に固定されるアクションロッドは、リールシート内でブランクシャフトを拘束させず浮遊させる事が可能となり、シャフトから伝わる振動がリールシートで吸収されず、コルク(又はWOOD)グリップ握り部分に伝わりダンプされ、振動が手元で共振する仕組みとなっています。

このアクションロッドのシステム(米国PAT NO: US 6510645B2/日本PAT・P: 2002-17208)を採用する事により、上記の図のように、従来のロッドではリールシートはリールを取り付ける為のものでしたが、アクションロッドは支持ポイントを先端部に限定させ支点とする事により、支点の前後を振り子のように振動させるという考え方で、リールシート構造そのものが振動を増幅させる為に開発されています。簡単に言うと弦楽器の音が響くように、手元で魚から伝わる振動を共振増幅させるシステムグリップとなります。これらの構造は全てジュラルミン製もしくは支持ポイントを限定したグリップのみで成し得るシステムであり、これら全てのシステム構造が特許として認められています。これは言わば、今までのロッド概念を大きく変えてしまうもので、ロッドに付けられるリールシートによってロッド全体の機能が大幅に向上する事になります。

■意匠登録:登録第1131754号